初来日のフェルメールの「真珠の首飾りの少女」を観たいと思い、東京・上野の国立西洋美術館で開催している「ベルリン国立美術館展―学べるヨーロッパ美術の400年」へ出向く。開催2012年6月13日~9月17日。
ベルリン美術館とはドイツのベルリンにある美術・博物館群を指し、19世紀にプロイセン王国で発足した美術品コレクションが基になっている。
本展では、15世紀から18世紀まで、
・ミケランジェロの素描「聖家族のための習作」・リーメンシュナイダーの「龍を退治する聖ゲオルギウス」
・クラーナハの「マルティン・ルターの肖像」
・レンブラント派の「黄金の兜の男」
・フェルメールの「真珠の首飾りの少女」
などベルリン美術館群の誇る絵画33点、彫刻45点、素描29点を展示している。
*ヨハネス・フェルメール「真珠の首飾りの少女」(1662年)
光の射す窓辺の小鏡に向って少女は、首にかけた真珠の首飾りを手にとり自ら姿を見つめている。うっとり。恍惚とした表情。少女は黄色のアーミン(オコジョの毛皮)を着ている。裕福なのだろう。このアーミンはどこぞで観た。そうだ。フェルメールの「手紙を書く少女」だった。昨秋、京都市美術館(フェルメールからのラブレター展)で観た作品だ。現存する作品が30数点と寡作の画家が、2作品で描いた黄色のアーミン。思い入れがあるのだろうか、当時の流行なのだろうか、などと興味を惹かれながら絵を見詰めていました。
本展構成
第1章 15世紀:宗教と日常生活
第2章 15―16世紀:魅惑の肖像画
第3章 16世紀:マニエリスムの身体
第4章 17世紀:絵画の黄金時代
第5章 18世紀:啓蒙の近代へ
第6章 魅惑の素描:魅惑のイタリア・ルネサンス素描
2012年9月6日観覧
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