*いつだって、女にはドラマがある――
小粋なコピーと、いかにも儚なげで美しい鏑木清方の「薄雪」のポスターに誘われて、「鏑木清方と東西の美人画展」を横浜東口・そごう美術館(そごう横浜店6F)で観る。
本展の正式名称は、「福富太郎コレクション 近代日本画にみる女性の美―鏑木清方と東西の美人画―」展(2011年2月24日~3月21日)。古来より描かれてきた「美人画」が、明治・大正・昭和初期にかけて、ひとつのジャンルとして確立され、絶頂期を迎えた。美術蒐集家と知られる福富太郎氏のコレクションから鏑木清方(かぶらき・きよかた)を中心に、東は菊地容斎、富岡永洗、水野年方、梶田半古、伊東深水、西は上村松園、菊池契月、北野恒富、島成園の作品約70点の「美人画」を展示している。
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鏑木清方、上村松園、伊東深水は知っていますが、他のご仁は失礼ながら初めて聞く名ばかりでした(日本画の知識がなくてスイマセン)。
・鏑木清方「薄雪」=1917年(大正6年)
・鏑木清方「刺青の女」=1913年(大正2年)
・上村松園「よそほい」=1902年(明治35年)頃
・北野恒冨「道行」=1913年(大正2年)頃
・伊東深水「戸外は春雨」
などが、印象に残りました。
福富太郎さんって、あの「キャバレー太郎」の異名をとった方ですよね。「銀座ハリウッド」の経営者。戦後ボーイを振り出しに財を築いた立志伝中の人物。以前はよくテレビで拝見していましたが、最近はご無沙汰ですね。
2011年3月1日観覧
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