モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン
東京・六本木の東京新美術館で「オルセー美術館展 2010―ポスト印象派」(2010年5月26日~8月16日)を観る。パリのオルセー美術館改装工事を利用して、世界3カ国で行われる巡回展覧会。オーストラリアのキャンベラが終わり、東京開催となった。このあと米国サンフランシスコへ移る。モネ5点、セザンヌ8点、ゴッホ7点、ゴーギャン9点、ルソー2点をはじめ、印象派を起点とする1880年代後半から90年代にかけての絵画115点を紹介している。
構成/主な画家と作品
・第1章:1886―最後の印象派/クロード・モネ「ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光」「日傘の女性」/エドガー・ドガ「階段を上がる踊り子」
・第2章:スーラと新印象主義/ポール・シニャック「マルセイユ港の入り口」/ジョルジョ・スーラ「ポール=アン=ベッサンの外港、満潮」
・第3章:セザンヌとセザンヌ主義/ポール・セザンヌ「台所のテーブル(篭のある静物)」「水浴の男たち」
・第4章:トゥールーズ=ロートレック/アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック「女道化師シャ=ユ=カオ」「赤毛の女(化粧)」
・第5章:ゴッホとゴーギャン/フィンセント・ファン・ゴッホ「自画像」「星降る夜」/ポール・ゴーギャン「『黄色いキリスト』のある自画像」「タヒチの女たち」
・第6章:ポン=タヴェン派/エミール・ベルナール「愛の森のマドレーヌ(画家の妹)」
・第7章:ナビ派/ピエール・ボナール「格子柄のブラウス(20歳のクロード・テラス夫人)」/モーリン・ドニ「木々の中の行列(緑の木立)」
・第8章:内面への眼差し/ギュスターヴ・モロー「オルフェウス」
・第9章:アンリ・ルソー「戦争」「蛇使いの女」
・第10章:装飾の勝利/エデゥアール・ヴュイヤール「公園 戯れる少女たち」「公園 質問」「公園 子守、会話、赤い日傘」
× × ×
とにかく盛りだくさんで見応え十分です。ゆっくり鑑賞したいが、平日ながら大変な混雑で叶わなかった。目の保養となります。
数多い名品のなかで気に入ったのは、ゴッホの「星降る夜」でした。夜空と港の鮮やかな濃いブルーに魅せられました。港に佇むふたりの男女は恋人だろうか、満天の星、とりわけ北斗七星が輝いていました。美しい。
1888年、アルルにゴーギャンがやってくる直前の作品とか。その後二人の共同生活が始まるわけですが、やがて『破局』。そしてゴッホは悲劇的な死を迎えることになります。
2010年6月10日観覧
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2 件のコメント:
先日、
江戸東京博物館の後、
大江戸線で六本木に、
更に延々と歩いて、
国立新美術館に。
休刊日でした!!!
オルセーにはパリで行きました。
今度は妻と^^。
Bunbunbunさん:
パリのオルセーで観たとは羨ましい。
江戸東京博物館は「龍馬伝」だったのでしょうか。残念ながら当方は行けませんでした。
国立新美術館は火曜日が休館なんですよね。月曜日の休みの多いなか珍しいのです。
では、また。
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