英国の風景画の巨匠「ターナー展」を東京・上野の東京都美術館で観る。ロンドンのテート美術館所蔵の油彩画30点ほか水彩画、スケッチブックなど約110点を展示。
開催=2013年10月8日〜12月18日。
* ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775年ー1851年)
ロンドン生まれ。10代から画家を志し、26歳の若さでロイヤル・アカデミー(英国王立美術院)の正会員となる。生涯一貫して風景表現を追求した。
本展構成
1.初期
2.「崇高」の追求
3.戦時下の牧歌的風景
4.イタリア
5.英国における新たな平和
6.色彩と雰囲気をめぐる実験
7.ヨーロッパ大陸への旅行
8.ヴェネツィア
9.後期の海景
10.晩年の作品
× × ×
漱石の松いやターナーの松というべきか。
「チャイルド・ハロルドの巡礼ーイタリア」(1832年)にふむふむと思う。
「坊ちゃん」は恥かしながら、読んでいない。
・親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりして居る。
__の冒頭や、映画やドラマで観てあらすじは知っている。
それだけの知識でよく‥‥と非難されそうだが、厚顔にも書く f^_^;)。
その夏目漱石著「坊ちゃん」の中で、
赤シャツが「あの松を見給え、幹が真直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだな」というと、「どうです教頭、これからはあの島をターナー島と名づけようじゃありませんか」と野だいこがヨイショする場面がある。
なんでも愛媛県松山市に実在する「四十島」っていう島で、
文豪漱石は、英国留学中に観たターナーの絵画を重ねたのだろう。
なんちゃって、これ音声ガイド(辰巳琢郎)や朝日新聞のターナー展号外で知ったことだけど、漱石からターナーを鑑賞するのも面白い。
「レグルス」(1828年 1837年加筆)は印象的でしたな。
レグルスは敵国にまぶたを切られ、陽光で失明したローマの将軍。
その歴史的逸話に題材をとった画で、
彼が目にした、まばゆい光が強烈でした。
リーフレットある栄華のラファエロを描いた「ヴァティカンから望むローマ、ラ・フォルナリーナを伴って廻廊装飾のための絵を準備するラファエロ」、
「ヴェネツィア、嘆きの橋」、
「スピッドヘッド:ポーツマス港に入る拿捕された二隻のデンマーク船」
etc 眼福にあずかりました。
2013年10月22日観覧
美博の館#31
※ランキング参加中。クリックにご協力ください。
人気ブログランキング
※こちらもクリックお願いします。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿