2013年8月22日木曜日

宮部みゆき「名もなき毒」

*原田いずみ役の江口のりこが怖い ^_^

 宮部みゆきの「名もなき毒」(文春文庫)を読む。杉村三郎シリーズ第2作。 TBS系ドラマ「名もなき毒」では杉村役を小泉孝太郎が演じている。



   今多コンツェルンの会長の娘婿、杉村三郎の所属する広報室のアルバイト原田(げんだ)いずみは、まるで仕事ができず注意すればむくれ反抗し、トラブル続きの末に解雇された 。ところが原田は広報室の社員から嫌がらせやセクハラを受けたと会長の今多嘉親(よしちか)に手紙を送りつけてきた。嘉親の命を受けた杉村は原田の連絡窓口となり、解決にあたることになった。
 原田の詐称だらけの経歴を調べる杉村は、過去に原田の身辺調査にあたった北見一郎という私立探偵を訪ねた。そこで女高生、古屋美智香に出逢った。
 折しも巷では連続無差別毒殺事件が4件も起こっていた。
 美智香はその4番目事件の被害者の孫だった‥‥‥。

×     ×     ×  

ドラマ「名もなき毒」を観ている。
やられたら、やり返す__
人気の「半沢直樹」と比べ地味だが、味わいがある。
小泉孝太郎が杉村三郎を好演している。
なかでも注目したいのは、江口のりこ。
あの「原田いずみ」が怖い ^_^
演技力もあり、面白い存在の役者ですな。

第1作「誰か」では美空ひばりの「車屋さん」、
今回は藤山一郎の「丘を超えて」が登場し、
小説のモチーフとなっている。
昭和の名曲を聴けるのも、
懐メロ好きには嬉しい。

♪ 丘を超えて 行こうよ
   真澄の空は 朗らかに 晴れて
唄うは藤山一郎。
作詞・島田芳文、作曲は古賀政男。
詞も曲も歌唱も格調高い。

第3作「ペトロの葬列」は地方新聞に連載中とか。
出版化されたら読みたいものだ。

2013年8月21日読了
読書の轍#15

※ランキング参加中。クリックにご協力ください。
</font></span><span style=人気ブログランキング
※こちらもクリックお願いします。
</font></span><span style=にほんブログ村

0 件のコメント: