2011年11月12日土曜日

日本の和美・彩美:松岡美術館

カワユイ猫の給仕頭が出迎えてくれますぞ。
タレントの猫ひろしがカンボジア国籍を取得し、ロンドン五輪の同国マラソン代表を目指す――そんなニュースが流れたからだろうか、気になって「猫の給仕頭」像に目が行った。
東京・白金台の松岡美術館で「日本の和美・彩美(わび・さび)」展(2011105日~1220日)を観る。
 
ディイゴ・ジャコメティ作「猫の給仕頭」。ディイゴさんは彫刻家のアルベルトさんの弟で、家具製作者になったそうな。背筋を伸ばし(猫背じゃないのだよね=笑)、直立した猫が皿を持っている像です。きっとみなさんも見たことのある作品です。猫の手も借りたいくらい忙しいなどとよく言うが、猫に給仕をさせるほど忙しいかといえば、この美術館はそんなことはない。静かでじっくり鑑賞できる都会のオアシスで、創設者の松岡清次郎氏(1894年―1989年)が一代で蒐集した私立美術館なのです。
 さて、本展では牧野三生郎作「嵯峨野常寂光寺」が印象に残りました。紅葉に彩られた寺院門。地に絨毯のように紅葉が積もっています。深まる秋の静寂の中に誘われますな。

構成
・いろどり古伊万里
・遥かなる時代―物語の絵画
・風景を感じる~秋から冬へ~

×  ×  ×

ネコは瞬発力に優れているものの、持久力に欠けているというのが通説ですが、どうやらネコは猫でも猫ひろしは別種らしいですな(笑)。
20111110日観覧

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