2012年6月5日火曜日

Big Apple の yellow cab:雑観

*Galley と Museumの差異

ぶらり散歩の途中で日産グローバル本社ギャラリーへ。
『イエローキャブ』を拝しましたぞ。
米国ニューヨーク市のタクシーに来年から採用される試作車です。
NYのタクシーって黄色い塗装を義務づけられてんだって、ね。
日産自動車のワンボックスカー『NV200』が展示されていました。


乗客4人がゆったり座れる車内スペース。
乗り降りを楽にするステップ。
スライド式ドア。
摩天楼や街並みを鑑賞しやすくした透明の天井パネル。
スマホ充電もできるんだって。
まるで日産の回し者みたいですが、なかなかの優れモノです。

ちなみに価格は2万9700ドル(約240万円)。
メキシコで生産されそうです。

Galley と Museum ってどこが違うの?
※ギャラリー:美術作品を展示するスペース。美術館より狭く、入場料をとらないのが普通。
※ミュージアム:美術作品や文化遺産など収集・保存・展示し、文化の普及・研究する施設。

ところで、『イエローキャブ』って、アジア系の売春婦を指す英語スラングだって、本当なの?

2012年6月5日観覧

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2012年6月2日土曜日

細見美術館展PartⅡ:そごう美術館

*若冲の最初期作品「雪中雄鶏図」



赤い鶏冠(とさか)の雄鶏が地面の虫をついばみそうだ。

雪が降り、明けた朝。
閑静な庭で、一羽の鶏が懸命に餌探しをしている。
地面を掘り起こし、虫を探しているのだろうか。
いや、飼い主が蒔いておいた餌かも……。

今にも動きだしそうな雄鶏が圧倒的にリアルだった。
署名は「景和」とある。

伊藤若冲(1716年―1800年)の最初期作品――。

「京都 細見美術館展PartⅡ 琳派・若冲と雅の世界」(2012年5月26日~7月16日)を横浜駅東口そごう美術館で観る。
 PartⅡでは、琳派と伊藤若冲の作品を中心に、細見コレクションの根幹をなす仏教美術、平安王朝を描いた絵巻物、桃山から江戸期の意匠美を示す工芸品や能衣装など約70点を展示している。

本展構成
・祈りの美
・王朝と雅と源氏絵
・華麗なる琳派
・若冲の魅惑
・かざりの意匠
(出品リストなし。作品説明や構成の意図など記したペーパーがあれば…)

昨年9月のこと。京都に「手紙を読む青衣の女」などフェルメール作品3点を観に出掛けた。
京都・岡崎公園内の京都市美術館からは徒歩10分ほどの距離にある細見美術館まで足を伸ばすと、展示入れ替え中で閉館だった。
 残念無念! 
 ここなら若冲が観れると思ったのに……。
 そんな経緯から、やっと拝した「雪中雄鶏図」だった。伊藤若冲の最初期作品とか。なるほど円熟した作品ではないのかも。しかし、地面をついばむ鶏はリアルで鮮やか、若冲のソレだと思った。 心動かされました。
 若冲作品はほかに「仔犬に箒図」「風竹図」など出展。

惹かれた作品
・俵屋宗達「双犬図」
・鈴木基一「水辺家鴨図屏風」
・酒井抱一「楓に秋草図屏風」

※細見美術館展PartⅠ「都の遊び・王朝の美」:2012年2月11日記
2012年5月31日観覧

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2012年5月29日火曜日

西村賢太「苦役列車」

*「いいとも」出演でヤバイ発言も、只者ではないぞ。

西村賢太の「苦役列車」(新潮文庫)を読む。第144回芥川賞受賞作。
 
 


その風貌に驚いた。
ずんぐりむっくりの猪首。
開襟シャツにチノパンの四十がらみの中年男。
作家といえば、芥川龍之介とか川端康成とか、観るからに知的で、尋常でない眼光の鋭さと神経質そうな顔立ちを想像してしまうが(当方、古い奴ですが)、想定外のご仁でしたぞ。

テレビ「笑っていいとも」に出演している姿を初めて観た。

話す内容は「風俗」「変態プレー」など飛び出し、放送コードに抵触しそうだったし、ヤバイ輩(やから)。
変人というより変態?だった(笑)。

第144回(平成22年下半期)芥川賞を受賞した「苦役列車」の作者・西村賢太さんである。

×  ×  ×
 
 19歳の北町貫太は、父親が性犯罪者になったことで人との交わりを避け、中学卒業からずっと日当5,500円の港湾労働でその日暮らしを続けている。友もなく女もいない。コップ酒とたまの風俗通いだけが楽しみだった。ある日、仕事に向うマイクロバスのなかで、専門学校に通う日下部という若者と知り合う……。

※表題作と「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」を収録。

×  ×  ×

主人公の貫太は西村賢太自身の私小説。
だから、西村賢太は中卒であり、父親は性犯罪者である。
今後も私小説に拘り、書き続けるそうだ。

藤澤清造という作家に傾倒しているそうな。

恥部までも隠さず、己を曝け出す西村賢太の姿に心動かされました。
只者ではありませんな。

「苦役」とは、つらく苦しい労働。また懲役のこと。

2012年5月28、日読了

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2012年5月23日水曜日

ひろしま美術館常設展

*ヨーロッパ美術の流れを通観――。
ひろしま美術館(広島市中区の中央公園内)の常設展を観る。

300円で借りた音声ガイド(一般的に500円が相場)の懇切丁寧な解説を聞きながら、円形の建物を4区画に分かれた常設展をゆっくりと廻ると、19世紀ロマン派から印象派、ポスト印象派、フォーヴィスム、エコール・ド・パリに至るヨーロッパ美術作品を通観できました。

常設展
・第1展示室:ロマン主義から印象派まで
 ――ドラクロワ/ミレー/ブータン/マネ/モネ/ルノワール/ドガ
・第2展示室:新印象派と後期印象派
 ――シニャック/スーラ/ロートレック/セザンヌ/ゴーギャン/ゴッホ/ルドン/ボナール
・第3展示室:フォーヴィスムとピカソ
 ――デュフイ/マティス/マルケ/ピカソ/ブラック
・第4展示室:エコール・ド・パリ
 ――ローランサン/ユトリロ/モディリア―ニ/パスキン/シャガール/レオナ―ル・フジタ/キスリング

惹かれた作品
・モネ「セーヌ河の朝」
・セザンヌ「曲がった木」
・ゴッホ「ドービニーの庭」

×  ×  ×

仕事で何度も来ている広島だが、今回初めて観光をした。厳島神社で平清盛の歴史をたどり、ひろしま美術館でヨーロッパ美術史を学びました。結構でした。

*さとうわきこ絵本原画展が併設
2012年5月18日観覧

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