菅原文太「現代やくざ 血桜三兄弟」

＊「団塊の世代」の名付け親で経済企画庁長官を務めた作家で経済評論家の堺屋太一さんが8日亡くなった。83歳だった。

1947年生まれの団塊当事者としては、親の訃報に格別の感慨があります（シミジミ）

本作は、堺屋氏の尽力で大成功を収めた大阪万博（昭和45年）の翌年に公開されました。

菅原文太主演の映画「現代やくざ 血桜三兄弟」1971年を観る。シリーズ第4作。

監督：中島貞夫

脚本：野上龍雄

挿入歌：野坂昭如「マリリン・モンロー・ノー・リターン」

配給：東映

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出演

菅原文太：小田武（バー経営＝余命半年）

伊吹吾郎：小田邦夫（広道会組員＝武の実弟）

渡瀬恒彦：谷村宏（広道会組員＝邦夫の弟分）

松尾和子：政美（武の情婦）

荒木一郎：信男（通称モグラ＝バーテン）

小池朝雄：川島譲次（大阪・誠心会の鉄砲玉）

河津清三郎：三宅（岐阜・広道会会長）

高宮敬二：原（岐阜・広道会代貸）

名和宏：大坪（大阪・誠心会幹部）

早乙女ゆう：君枝（花売り）

広道会が支配する岐阜に、全国制覇を狙う大阪・誠心会が鉄砲玉の川島譲次を送り込んだ。傍若無人の振る舞いで川島は広道会を繁し、抗争が始まる。

荒木一郎の存在が光る。モグラと呼ばれる冴えないバーテンだが、物語の狂言回しになっている。

ラストシーンで歌う。

♪この世はもうじき おしまいだ

…マリリン・モンロー・ノー・リターン

あの野坂昭如のヘンテコな曲だ。

作詞：能吉利人（＝櫻井順）

作曲：櫻井順

そういえば、荒木一郎は今どうしているのだろうか⁈

キャスト配列は主役は菅原文太だが、台詞の量は渡瀬恒彦です。

松尾和子は当時女優業に精を出していたようだ。濡れ場も披露しています。

1973年深作欣二×菅原文太の名作「仁義なき戦い」が登場する。

本作は任侠から実録へ橋渡し作品という位置付けもある。

・「仁義なき戦い」1973年 深作欣二監督 笠原和夫脚本 菅原文太 松方弘樹（坂井鉄也） 金子信雄 梅宮辰夫（若杉寛） 田中邦衛 渡瀬恒彦（今田泰麿） blog2014/12/06 

・「仁義なき戦い 広島死闘篇」1973年 深作欣二監督 笠原和夫脚本 菅原文太 北大路欣也（山中正治） 千葉真一（大友勝利） 梶芽衣子（靖子＝村岡の姪）blog2014/12/11

・「仁義なき戦い 代理戦争」1973年 深作欣二監督 笠原和夫脚本 菅原文太 小林旭 金子信雄 渡瀬恒彦 梅宮辰夫 田中邦衛 加藤武 山城新伍 成田三樹夫 池玲子 blog2018/03/21

・「仁義なき戦い 頂上作戦」1974年 深作欣二監督 笠原和夫脚本 菅原文太 小林旭 松方弘樹 金子信雄 長谷川明男 渚まゆみ 中原早苗 blog2018/03/23 

・「仁義なき戦い 完結篇」1974年 深作欣二監督 高田宏治脚本 菅原文太 小林旭 北大路欣也 松方弘樹 野川由美子 blog2018/03/27 

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2019年2月8日観映 ＃352

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