『君の名は。』原作小説を読む。

＊東京大空襲の夜、偶然出会った見知らぬ女と男 氏家真知子と後宮春樹は、焼夷弾の降るなか数寄屋橋にたどり着く。一夜を明かし、別れのとき互いにひかれあった二人は再会を約束する。映画「君の名は」岸恵子と佐田啓二 1953 すれ違いドラマの元祖 ^_^）   ×    ×  




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ヒット映画「君の名は。」の原作小説（新海誠著）を読む。
漢字にルビふりがな付きの角川つばさ文庫版 / アニメ映画の監督も脚本も新海誠 /

も く じ
第一章  夢
第二章  端緒
第三章  日々
第四章  探訪
第五章  記憶
第六章  再演
第七章  うつくしく、もがく
第八章  君の名は。

東京四谷にくらす男子高校生 立花瀧はある朝、目を覚ますと飛騨の山奥の糸守町に住む女子高生 宮水三葉になっていた。そして三葉は男の子の瀧になっていた。
何度か同じ体験を経て、やがて瀧と三葉は夢の中で入れ替わっていることに気づく……

最近目が疲れる。そこで文字がやや大きい角川つばさ文庫版を本屋で選んだ。漢字にルビ（ふりがな）が付いていて、挿絵（ちーこ）入り。読書をあまりしない向きにもとっつきやすく読みやすい作りとなっている。シニアは想定外だったろうが、アラ古希にも目に優しくて快適だった。

新海誠さんの文章は詩的で、散文詩を読んでいるような感覚でした。高校生の甘酸っぱい恋愛にSFチックな彗星の地球接近、神社にまつわる神道などディテールも手が混んでいて愉しめるストーリーだと思う。

映画では三葉の声を上白石萌音が演じている。映画「舞妓はレディ」にも主演していて、歌唱と演技に驚いた覚えがある。
・拙ブログ「舞妓はレディ」2014 周防正行監督 上白石萌音 長谷川博己 2014/09/17

・新海誠（しんかい・まこと）1973年長野県南佐久生まれのアニメーション作家・映画監督。主な作品「ほしのこえ」「秒速5センチメートル」「君の名は。」

2016年10月18日読了
読書の轍