2014年8月19日火曜日

不朽の「第三の男」

*ノンフィクション作家・軍司貞則著「滅びのチター師」(文春文庫)は
「第三の男」で知られるアントン・カラスの生涯を追った秀作である。
日刊スポーツ同期入社の彼は敏腕野球記者だった。
あたし? キシャになれないトロッコでした f^_^;)。  













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キャロル・リード監督の映画「第三の男」(吹き替え版)を観る。
音楽:アントン・カラス / 脚本:グレアム・グリーン / 1949年
原題:The Third Man /

出  演
・ジョセフ・コットン:ホリー・マーティンス
・オーソン・ウェルズ:ハリー・ライム
・アリダ・ヴァリ:アンナ
・トレヴァー・ハワード:キャロウェイ

舞台は、第二次世界大戦後の米英仏ソ四分割統治下にあったウィーン。
アメリカの作家ホリー・マーティンスは、親友ハリー・ライムの仕事依頼を受けウィーンにやって来た。ハリーの家を訪ねると、門衛からハリーは前日自動車事故で死亡したと告げられた。
葬儀に出たマーティンスは英国人のキャロウェイ少佐と知り合い、ハリーは闇市場にかかわる悪人だと知らされる。友情を信じたいマーティンスが真相を調べると、事故現場に謎の「第三の男」がいたことがわかる。


満を持して登場するオーソン・ウェルズ
その顔が闇から浮かび上がります。
なんという存在感でしょう。

観覧車や地下水道のシーン。
落ち葉舞う並木道のラストシーン。
見応え十分です。

淀川長治さんの「映画の教科書」という評価に
あらためて納得であります。

65年前の作品の完成度に驚かされます。

そして全編に流れるアントン・カラスの
チターの調べに哀感が漂います。

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2014年8月18日観映 #42
映劇の芸        

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