2013年11月5日火曜日

タトゥーの健さんに母の手紙

味のあるコメント2題        

* 入れ墨を入れたり、寒いところに行ったり、あなたがひどい目に遭っているのが見ていてつらい、もうちょっといい役をやらせてもらいなさい        
__映画俳優の高倉健さん      

文化勲章の親授式の記者会見(2013年11月3日)
前科者や任侠渡世人で多くの映画に出演した息子に宛てた、
亡母の手紙にこう書いてあったそうだ。

「網走番外地」や「唐獅子牡丹」
颯爽とした銀幕の健さんに拍手を送っていた口だが、
郷里のお袋さんの想いは違ったのですな。

82歳の健さんには甘くほろ苦がい思い出かも。

×     ×     ×  

* この起用は昔気質の星野監督ならではの芸当          
__野球評論家の野村克也さん    

日本シリーズ第6戦に160球の完投、
翌日の第7戦に連投の胴上げ投手に
田中将大をマウンドにおくった起用について(2013年11月3日)

マー君が(第7戦)に出てきたときは草野も驚きました。

「自分ならしない」と、
「昔気質」という言葉でオブラートに包み
言外ににじませている。

理詰めな野球を身上とする野村さんの矜恃を見て取れました。
こりゃ聞きようによっては辛口な談話ですぞ。

甘い。
辛い。
苦い。
塩っぱい。
酸っぱい。
達人のコメントには味がある。

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