2012年11月6日火曜日

今野敏「ST 赤の調査ファイル」

「赤城左門」と「赤胴鈴之助」「朱房の小天狗」「紅之介」――。

 今野敏の「ST警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル」(講談社文庫)を読む。STシリーズ第5弾で、「色シリーズ」の第2弾。


 STのリーダー法医学担当の赤城左門が自ら研修医をしていた大学病院の医療訴訟問題にメスを入れる。一匹狼を装うが、人を惹きつける男――赤城の過去の挫折と、その魅力の原点がおぼろげに明らかになる。

×  ×  ×

 「STシリーズ」の赤城左門と「赤」つながりの、全く違う話である。

 「赤胴鈴之助」は、ガキのころ熱狂した。武内つなよしの原作漫画。少年画報に連載していた。北辰一刀流の祖、千葉周作道場の少年剣士、金野鈴之助が主人公で、赤い銅は父の形見。早くに父親を亡くすが、父の親友の周作に剣の手ほどきを受ける。「真空斬り」が得意技。兄弟子は竜巻雷之進。

吉永小百合の芸能界デビュー作は「赤胴―」で、ラジオドラマに出演していたそうな。サユリストだけど、残念ながらラジオの記憶はないな。

映画は大映で主演は梅若正二だったぞ。

 「赤」と同義で「朱」がある。
 「赤胴―」と同じころ「朱房の小天狗」という漫画があった。こちらは漫画王の連載。原作うしおそうじ。朱房の十手がトレードマークの岡っ引なんだよね。

 ついでに「赤」「朱」と続けば「紅(くれない)」かな。
 小川眞由美主演の「おんな浮世絵・紅之介参る」なんてテレビドラマもありましたっけ。
 小川さんといえば、得度して尼さんになったそうな。

 以上、どうでもいい、こじつけばかりで失礼しました(笑)。

2012113日読了
 
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