美輪明宏さんの「ヨイトマケの唄」が話題となっている。
大晦日の紅白歌合戦での熱唱からだ。
♪かあちゃんのためなら エンヤコラ
とうちゃんのためなら エンヤコロ
1947年(昭和22年)生まれの草野はヨイトマケの光景を実際に見た。
おそらく見た最後の世代ではないか。育った川崎では昭和30年代前半まであったなぁ。
手ぬぐいのアネサンかぶりに、モンペに地下足袋のおばさんが、
綱を引いて、唄っていた。おじさんもいた。
みんな泥にまみれていた。
あれは地固め作業だ。
♪働く土方の あの唄が
貧しい土方の あの唄が
貧しい人たちの仕事だとガキながら思っていた。
「ドカチン」なんて土方を言っていたっけ。差別っぽいニュアンスだな。
思い出した「ニコヨン」なんて言葉もあった。
なんでも日雇い労働の最低日当が240円から由来(き)たらしい。
1964年(昭和39年)といえば東京五輪の年。
まだ丸山明宏と名乗っていたころに作詞作曲したそうな。かれころ半世紀も唄われている名曲だ。
「土方」や「ヨイトマケ」が差別語とかで、
テレビなどの表舞台から姿を消していた。美輪さんは紅白で唄ったぞ、堂々と。
あれって解禁になったのだろうか?
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