2016年9月17日土曜日

佐々木蔵之介「超高速!参勤交代 リターンズ」

*「多くは(大岡)くわねえ たった一膳(越前)」
後編に大岡忠相(通称 越前守)が新たに登場した。
加藤剛のイメージが強いので古田新太に戸惑う。
落語「三方一両損」のオチは亡母から教わった。    ×     ×  




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佐々木蔵之介主演の映画「超高速!参勤交代 リターンズ」を観る。
本木克美監督 / 土橋章宏原作・脚本 / 2016年 /

出  演
・佐々木蔵之介:内藤政酵(まさあつ)
・深田恭子:お咲
・伊原剛志:雲隠段蔵
・寺脇康文:荒木源八郎
・西村雅彦:相馬兼嗣
・陣内孝則:松平信祝(のぶとき)
・市川猿之助:徳川吉宗
・古田新太:大岡越前
・上地雄輔 / 知念侑李 / 柄本時生 / 六角精児 /
・渡辺裕之 / 中尾明慶 / 宍戸開 / 富田靖子 /

幕府による突然の参勤交代命令を、老中松平信祝の妨害にあいながらも知恵と工夫で江戸入りした、弱小貧乏藩の湯長谷(ゆながや)藩主 内藤政酵ら一行。大任を果たし晴れて故郷へ向かう。その道中、湯長谷で一揆が起こったとの知らせが入る。それは政酵らに打ち負かされた信祝が復讐のため仕組んだものだった。不眠不休で走りたどり着いた政酵らだが、城は尾張柳生に乗っ取られていた。

江戸へ向かう奮戦ぶりを描いた前作のヒットを受け、江戸から故郷に向かう帰路の様子が後編として製作された。
「超高速!参勤交代」佐々木蔵之介 深田恭子 伊原剛志 西村雅彦
配役は同じ顔ぶれで監督も前作の本木克美が務めている。

前作よりチャンバラシーンはスケールアップしている。
気楽に笑えて愉しい。
陣内孝則の憎たらしい悪ぶりが可笑しい。

拙ブログ関連
「殿、利息でござる!」阿部サダヲ 瑛太 妻夫木聡 竹内結子 2016/05/22
「武士の家計簿」堺雅人 仲間由紀恵 中村雅俊 松坂慶子 2016/07/09

@横浜ブルグ13
2016年9月15日観映 #190
映劇の芸

2016年9月16日金曜日

近藤正高「タモリと戦後ニッポン」

*タモリが語る森繁久彌の話術。口調を真似て「趣味だけは高尚なものを持て。ヨットはいいぞ。夕陽が沈むね。沖に向かってヨットを出す。この辺でいいかと思ったとき、碇を静かに下す。そうしたときわからんだろうけど、もう女は貞操観念ありませんよ」オチは下ネタ ^_^)   ×    ×  




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近藤正高著「タモリと戦後ニッポン」(講談社現代新書)を読む。

目  次
はじめに
序  章  ”偽郷”としての満州
第1章  坂とラジオ、そしてジャズ
          ー祖父母に育てられて
第2章  大学紛争とダンモ研狂騒曲
          ー森田一義から「タモリ」へ
第3章  空白の七年間
          ーボウイングブームのなかで
第4章  ニッポン最後の居候
          ータモリ出現
第5章  テレビ界「お笑い」革命
          ー芸能人と文化人のあいだで
第6章  ”変節”と”不変”
          ーフジテレビの絶頂と「笑っていいとも!」
第7章  「リスペクト・フォー・タモリ」ブーム
          ーテレビは終わらない
終  章  タモリとニッポンの”老後”
おわりに

終戦から1週間後に生まれたタモリ。彼の人生と日本の戦後史を重ね合わせ__高度経済成長、東京オリンピック、大学紛争、ボウイングブーム、テレビ業界の盛衰__日本を考察している。
タモリとゆかりの深い関係者や数多くの参考文献から稀代の司会者を語っている。

冒頭は「ヨルタモリ」で松本幸四郎がゲストの際、聞いたことがある。1978年のテレビドラマ森繁久彌主演「三男三女婿一匹」で、タモリが出演したときの話で、他の番組でも披露している。著者は二人の共通点を、「満州・場つなぎ芸・海(船舶)」と挙げている。

拙ブログ「タモリ本」関連
戸部田誠「タモリ学」(イースト・プレス)2014/04/15
樋口毅宏「タモリ論」(新潮新書)2013/07/25

本で初めて知ったエピソードがある。評論家で雑学の大家植草甚一氏の遺産であるレコード4000枚を、放送作家の高平哲郎氏を通じてタモリが引き取ったそうだ。膨大な資料を漁りタモリを語る尋常でない著者の努力に脱帽です。

2016年9月13日読了
読書の轍

2016年9月11日日曜日

山田洋次×橋爪功「家族はつらいよ」

*じいちゃんが建てても 孫はばあちゃんち:
そんな川柳にわたしも近いものがある。
存在感はまるでないけど、長女と婿殿 孫二人
次女 妻と、家族揃えば嬉し愉し  ^_^)   ×    ×  




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山田洋次監督の映画「家族はつらいよ」を観る。
脚本 : 山田洋次・平松恵美子 / 久石讓音楽 / 2016年 /

出  演
・橋爪功 : 平田周造
・吉行和子 : 平田富子 周造の妻
・西村雅彦 : 平田幸之助 長男
・夏川結衣 : 平田史枝 長男の嫁
・中嶋朋子 : 金井成子 次女
・林家正蔵 : 金井泰蔵 次女の夫
・妻夫木聡 : 平田庄太 次男
・蒼井優 : 間宮憲子 次男の婚約者
・小林稔侍 : 沼田 探偵
・風吹ジュン : かよ 小料理屋の女将
・笹野高史 / 笑福亭鶴瓶 / 木場勝己 /

東京郊外で三世代で暮らす平田家の主人周造は楽隠居の身だ。ゴルフを楽しみ、馴染(なじみ)の小料理屋で一杯飲ってご機嫌で帰宅し、部屋で花に目を留める。「花はどうした?」「友だちからいただいたの。今日は私のバースデー」妻富子の誕生日であることをすっかり忘れていた。なにか欲しいものはないか、と尋ねると、富子から差し出されたのは離婚届だった。

熟年夫婦に持ち上がった離婚話__夫と妻、子どもたちのそれぞれの思いがぶつかる。くすりにやり。良質な喜劇となっている。

「東京家族」の橋爪功、吉行和子、妻夫木聡、蒼井優らメンバー揃って出ている。山田洋次作品の常連の小林稔侍、笹野高史、笑福亭鶴瓶が登場すると、なんとなく嬉しくなる。橋爪や西村雅彦、笹野高史、鶴瓶の見せる小芝居が可笑(おか)しい。

劇中で周造がDVDで小津安二郎監督の「東京物語」を観ているシーンがある。山田洋次さんの小津へのリスペクトだろうね。最近、小津調というか作風が似てきたように映る。

拙ブログ「山田洋次」関連
「男はつらいよ」1969年 渥美清 倍賞千恵子 光本幸子
「続・男はつらいよ」1969年 渥美清 倍賞千恵子 佐藤オリエ
「幸福の黄色いハンカチ」1977年 高倉健 倍賞千恵子 武田鉄矢
「キネマの天地」1986年 中井貴一 有森也実 渥美清
「たそがれ清兵衛」2002年 真田広之 宮沢りえ
「おとうと」2010年 吉永小百合 笑福亭鶴瓶
「東京家族」2013年 橋爪功 吉行和子 妻夫木聡 蒼井優
「小さいおうち」2014年 松たか子 黒木華
渥美清 柴又帝釈天 2010/06/05

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2016年9月11日観映 #189
映劇の芸

2016年9月6日火曜日

伊藤若冲展:細見美術館

*京都は観あきない街だ。
中学も高校も修学旅行で行った。
15回以上20回未満は訪れている。
次は若冲終焉の地 石峰寺を観たい。   ×    ×  





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「伊藤若冲ー京に生きた画家ー生誕300年記念」
@細見美術館(京都市左京区岡崎最勝寺町6-3)
開催=2016年6月25日ー9月4日

相変わらずの若冲ブームです。会場は混雑していました。4月から5月にかけて東京都美術館で開催された「伊藤若冲展」は4、5時間待ちの大盛況だったそうです。

まず初めに目にするのが「雪中雄鶏図」です。これは2012年そごう美術館で観ました。雪が降り、明けた朝。餌をついばむ雄鶏を描いている初期の作品。
続く鶏の水墨画は千葉市美術館で2010年に観ました。
再会ですが、初回のリアルさが戻ってきました。鶏は動きださんばかりです。

拙ブログ「伊藤若冲」関連
「伊藤若冲の名宝展」相国寺承天閣美術館 2014/08/31
「細見美術館展」そごう美術館 2012/06/02
「伊藤若冲展」千葉市美術館 2010/06/17

構  成
・若冲の鶏 さまざま
・画に遊び、画に生きる
・若冲ゆかりの京の寺院
・若冲の弟子、若冲派
・京に生きた画家

・伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)
1716年 京都の高倉錦小路の青物問屋「桝屋」の長男として生まれる / 1738年 4代目桝屋源左衛門となる / 1755年 家督を次弟に譲り、画業に専念 /「動植綵絵」を相国寺に寄進  / 錦市場をめぐる騒動に奔走 / 1788年 天明の大火により被災 / 石峰寺門前に隠棲 / 1800年 85歳で永眠

2016年9月2日観覧
美博の館