2018年9月26日水曜日

渥美清×吉永小百合「男はつらいよ 柴又慕情」9作

*九  国定忠治は男でござる。
かわいい子分と赤城山で泣き別れ。
男は度胸で女は愛嬌、坊主はお経で学生は勉強、庭で鶯ホーホケキョウ 
__寅さんのお得意の「啖呵売」   ×    ×
シリーズ9作目で吉永小百合がマドンナ役で登場します。公開時は27歳。可憐で清楚です。

渥美清主演の映画「男はつらいよ 柴又慕情」1972年を観る。
監督原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
音楽:山本直純
撮影:高羽哲夫
配給:松竹


*「いいね 👍」ポチッとクリック。  
ご協力お願いします m(_ _)m 
ブログ・ランキング参加中。  
にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へ

出演
・渥美清:寅さん(車寅次郎0
・吉永小百合;高見歌子
・倍賞千恵子:さくら
・松村達雄;車竜造(おいちゃん)
・三崎千恵子:車つね(おばちゃん)
・前田吟:諏訪博  /・沖田康浩:満男 
・太宰久雄:タコ社長
・津坂匡章(秋野太作):川又登
・笠智衆:御前様
・佐藤蛾次郎:源公 
・宮口精二:高見修吉(小説家=歌子の父)
・佐山俊二:不動産屋
・吉田義夫:夢で登場する親分
・高橋基子:みどり  /・泉洋子:マリ 
・青空一夜:不動産屋  /・桂伸治:不動産屋

久々に戻った柴又「とらや」。「貸間あり」の札を目にした寅さんは憤慨し、下宿探しを始めたが、不動産屋に案内されたのはなんと「とらや」だった。
またおいちゃんたちと一悶着。旅先の北陸でOL三人組と意気投合し楽しい旅をする。三人組のひとりでどこか寂しげな歌子に、寅さんは心惹かれる。その歌子が「とらや」を訪ねてきたことで色めき立つ……。

不動産屋の佐山俊二がおもしろい。寅さんに案内した物件が「とらや」。周旋料を拒否した寅さんともめて喧嘩になるが、軽妙な演技に笑う。

Amazonビデオ
2018年9月24日観映 #334
映劇の芸

2018年9月18日火曜日

樹木希林さん FOREVER

*その死を迎えるお姿は潔くかつユーモアに富んでいました。   
達観とでも言うのでしょうか。   
高僧や武将を彷彿とさせる器量であります。    
かくありたい__ショボクレには無理な話だけどf^_^;)    
稀代の個性派女優 樹木希林さん FOREVER    

×    ×  
女優の樹木希林さんが15日、亡くなった。75歳だった。
×    ×  

悠木千帆でブラウン管(当時のテレビは…)デビューしたドラマ「七人の孫」から最晩年の「万引き家族」まで観てきた。今どきの女性75歳なんて若い、若い。まだまだ余人に代え難い演技をみせて欲しかったなぁ。

是枝裕和監督の作品の樹木希林さんが印象に残る。
「万引き家族」2018年 リリー・フランキー 安藤サクラ ・樹木希林(年季暮らしの老婆役) 松岡茉優 城桧吏 blog2018/06/30 
「海よりもまだ深く」2016年 阿部寛 真木よう子 ・樹木希林(阿部寛の母役) 小林聡美 吉澤太陽 blog2016/06/11 
「海街diary」2015年 綾瀬はるか 長澤まさみ 夏帆 広瀬すず ・樹木希林(大船のおばさん) blog2016/01/19 
「そして父になる」2013年 福山雅治 尾野真千子 真木よう子 リリー・フランキー 二宮慶太 ・樹木希林(尾野真千子の母役) blog2017/06/11 

*「いいね 👍」ポチッとクリック。  
ご協力お願いします m(_ _)m 
ブログ・ランキング参加中。  
にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へ

人気ブログランキング 

×    ×  
訃報に触れ郷ひろみとのデュエット曲「林檎殺人事件」を聴いてみた。
♪ 哀しいね 哀しいね
  殺人現場に林檎が落ちていた
阿久悠作詞  穂口雄右作曲  1978年
歌詞がぶっ飛んでいて、おもしろい。

2018年9月16日日曜日

「あの名台詞」をもう一度

*七つの顔の男じゃよ   
ある時は私立探偵   
ある時は片目の運転手   
またある時は気障な中国人   
またある時はインドの魔術師    
しかしてその実体は 正義と真実の使徒 藤村大造!   
__片岡千恵蔵主演の映画「多羅尾伴内」シリーズ

震度7の北海道地震の際、被災地にエールをおくる言葉として中村錦之助(萬屋錦之介)主演の映画「関の弥太っぺ」(長谷川伸原作)の台詞を書いた。2009年に台詞を拙ブログで特集したことを思い出した。手前味噌だが、読み返すとなかなかおもしろい。読んでいただければ幸甚でありますm(_ _)m


お富さん=2009/03/30記
弁天小僧=2009/04/04記
遠山桜=2009/04/05記
三人吉三=2009/04/07記
多羅尾伴内=2009/04/09記
壷坂霊験記=2009/04/11記
⑦絶景かな=2009/04/14記
瞼の母=2009/05/09記
一本刀土俵り=2009/07/05記
関の弥太っぺ=2009/07/08記
⑪沓掛時次郎=2009/07/11記
国定忠治=2009/07/14記
⑬白浪五人男=2009/07/27記 


*「いいね 👍」ポチッとクリック。  
ご協力お願いします m(_ _)m 
ブログ・ランキング参加中。  
にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へ

「男はつらいよ ハイビスカスの花 特別篇」

*「男はつらいよ ハイビスカスの花 特別篇」は渥美清の没後1年(1997年)、根強い寅さん人気に応えて作られた。満男役の吉岡秀隆の登場シーンを新たに追加し、寅さん渥美清を回想するという構成に25作をリメークした。

「叔父さんはどうしているのだろう」
セールスマンとなった甥の満男は出張先の駅で寅さんの幻影を見て、小学校のころのひと夏を思い出す。叔父さんとリリーさん(浅丘ルリ子)の沖縄での出来事だった。
__柴又に届いたリリーから手紙。旅先の沖縄で病に倒れたという知らせだった。矢も盾もいられず寅さんは、大嫌いな飛行機に乗り込み見舞いに。献身的な看護もあり、回復に向かう。そして灼熱の島で二人の同棲生活……。

山田洋次監督×渥美清主演の映画「男はつらいよ ハイビスカスの花 特別篇」1997年を観る。
監督原作:山田洋次
脚本;山田洋次 朝間義隆 
音楽:山本直純 山本純ノ介
撮影:長沼六男 高羽哲夫
主題歌:八代亜紀 
配給:松竹

*「いいね 👍」ポチッとクリック。  
ご協力お願いします m(_ _)m 
ブログ・ランキング参加中。  
にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へ

出演
・渥美清:寅さん(車寅次郎)
・浅丘ルリ子:リリー
・倍賞千恵子:さくら
・江藤潤:国頭高志
・前田吟:諏訪博
・吉岡秀隆:満男(成人) / 中村はやと:満男(少年時代)
・下條正巳:車竜造(おいちゃん)
・三崎千恵子:車つね(おばちゃん)
・太宰久雄:タコ社長
・笠智衆:御前様
・佐藤蛾次郎:源公
・新垣すずこ:山里かおり
・間好子(国頭フミ) 金城冨美江(国頭富子)

音声のデジタル化、映像のコンピューター補正がなされている。

♪ ドブに落ちても 根のある奴は
   いつか蓮(はちす)の 花と咲く
作詞:星野哲郎 作曲:山本直純 
八代亜紀の歌う「男もつらいよ」も一興であります。

拙ブログ「男はつらいよ」シリーズ
「男はつらいよ」1作 1969年 光本幸子 森川信 志村喬

Amazonビデオ
2018年9月15日観映 #333 
映劇の芸

2018年9月13日木曜日

渥美清×長山藍子「男はつらいよ 望郷篇」5作

*「男はつらいよ」50作目が、誕生50周年を迎える来年2019年に新作映画として公開されることになった。同シリーズは1969年に第1作が公開され、国民的映画として親しまれ、全48作と特別篇が作られている。山田洋次監督で主演の寅さんはもちろん渥美清、共演は倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆ら。
渥美さんが死んじゃってるからね、どんな映画になるでしょうか。愉しみだ。   ×    ×  

渥美清主演の映画「男はつらいよ 望郷篇」1970年を観る。シリーズ第5作。
監督原作:山田洋次
脚本:山田洋次 宮崎晃 
音楽:山本直純
撮影:高羽哲夫 
配給:松竹

出演
・渥美清:車寅次郎(寅さん)
・倍賞千恵子:さくら
・長山藍子:三浦節子
・杉山とく子:三浦富子
・井川比佐志:木村剛
・津坂匡章(秋野太作):川又登 
・森川信:車竜造(おいちゃん)
・三崎千恵子:車つね(おばちゃん)
・前田吟:諏訪博  / ・中村はやと:満男
・松山省二:石田澄雄
・太宰久雄:タコ社長
・笠智衆:御前様
・佐藤蛾次郎:源公
・木田三千雄:正吉親分
・谷村昌彦:子分

*「いいね 👍」ポチッとクリック。  
ご協力お願いします m(_ _)m 
ブログ・ランキング参加中。  
にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へ

義理ある正吉親分の危篤の報に、寅さんは舎弟の登と北海道へ向かう。一人息子に会いたいという親分の頼みで、機関士の石田澄雄を探し当てるが、拒まれてしまう。親分の死。やくざの末路の寂しさに、寅さんは浮き草稼業から堅気になる決心をする。
かくして浦安の豆腐屋「三七十屋」で住み込みで働くことになったが、気立てのいい豆腐屋の娘・節子にぞっこん惚れてしまう……。

本作をもって「男はつらいよ」シリーズを終了するつもりで、有終の美を飾るため、映画の原点テレビドラマ(フジテレビ1968年~1969年 全26話)のキャストもこぞって出演した。TVでさくら役の長山藍子がマドンナを務めた。同おばちゃん役の杉山とく子が長山の母、さくらの恋人の医者(博士=ひろし)井川比佐志が長山の恋人役で登場している。ところが映画がヒットし続投がきまり、全48作まで撮る大シリーズとなった。
ちなみにドラマでは寅さんが一攫千金を企み奄美大島に渡りハブを捕獲するつもりが、逆に噛まれ命を落とす結末となっている。

倍賞千恵子と長山藍子、二人さくらの共演となった。どちらもライバル心があったのではないかと勘ぐっている。

Amazonビデオ
2018年9月10日観映 #332  
映劇の芸

2018年9月9日日曜日

健さん映画で北海道エール

*震度7の北海道地震で高倉健さんの映画の舞台を思い出した。被災地や被害に遭った方々には不謹慎かもしれないけど  m(*__*)m  私にできる、せめてもの北海道へのエールであります

「幸福の黄色いハンカチ」1977年 山田洋次監督 高倉健 倍賞千恵子 桃井かおり 武田鉄矢 blog2014/06/14 
釧路、網走、阿寒湖、帯広…そして感動を呼ぶラストシーン。家の前の物干しにはためく無数の黄色いハンカチ。かたわらに妻役の倍賞千恵子が夫の健さんを待っている。あれは寂れた炭鉱町・夕張でした。

「駅 STATION」1981年 降旗康男監督 高倉健 倍賞千恵子 いしだあゆみ 烏丸せつこ 宇崎竜童 根津甚八 blog2016/05/08 
留萌本線の増毛駅近くの居酒屋で女将の倍賞千恵子と刑事役の健さんが、大晦日に紅白を観ている。お互いの寂しさを舐め合うような二人。流れるのは八代亜紀の舟唄__ ♪ お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 

も、よかったけど、イチオシは冒頭の場面。
離婚した妻いしだあゆみが一人息子を連れ、健さんに別れを告げる。列車が離れる。いしだあゆみが悲しさを紛らわせるようにおどけて敬礼するのです。なんとも切ない。あれは日本海を望む銭函駅(函館本線=小樽市)でした。

「居酒屋兆治」1983年 降旗康男監督 高倉健 大原麗子 加藤登紀子 田中邦衛 ちあきなおみ blog2014/06/10 
藤野英治はプロ野球入りも期待されたエースだったが、肩を痛め居酒屋の主人におさまった。元恋人が大原麗子で妻は加藤登紀子。近所の小料理屋の女将さん役で出ていた、ちあきなおみがコテコテの北海道弁をしゃべるので笑いましたっけ。あの坂の街は函館でした。

・「鉄道員(ぽっぽや)」1999年 降旗康男監督 高倉健 大竹しのぶ 広末涼子 吉岡秀隆 志村けん 
鉄道員一筋に生きた男・佐藤乙松(健さん)が駅長を務める道央にある幌舞戦の終着駅・幌舞駅は架空の駅ですが、ロケは根室本線の幾寅駅(空知郡南富良野町)でした。

「網走番外地」1965年 石井輝男監督 高倉健 丹波哲郎 田中邦衛 南原宏治 嵐寛寿郎 blog2014/12/23 
文字通り舞台は網走刑務所でした。市内の潮見墓園にはシリーズの監督石井輝男氏の墓碑が建てられ、「安らかに 石井輝男」という碑文は健さんによるものです。

残念ながら観ていませんが、「遥かなる山の呼び声」1980年は中標津町・別海町、「南極物語」1983年は稚内市が舞台になっています。その他でも、もちろん健さんの北海道映画は存在すると思います。

北海道を愛し、道民から愛された健さんですから、どんなにか今回の地震に胸を痛めていることでしょう。

*「いいね 👍」ポチッとクリック。  
ご協力お願いします m(_ _)m 
ブログ・ランキング参加中。  
にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へ

2018年9月8日土曜日

CRASH & BUILD 涙を拭いて立ち上がれ

*こんなときゃ植木等だな。
♪ みろよ 青い空 白い雲
  そのうちなんとかなるだろう 

無責任男が代名詞だが、植木さんは常に人生を肯定的に歌う。
陽はまた昇る。明けぬ夜はないのだ。

×    ×  
北海道で震度7の胆振東部地震が6日未明に起こった。台風21号で被害を受けた直後の列島に追い打ちをかけるような災い。7月に西日本豪雨、6月には大阪府北部地震と、平成最後の2018年は未曾有の難事続きだ。

日本の歴史は CRASH & BUILD の繰り返しだ。大昔から地震や台風、火山の爆発、津波や大火そして戦争により、街は跡形なく破壊されても、その都度立ち上がり再生した。いや、それ以上に立派な再建を経てきた。これが日本人 一般大衆のメンタリティだと思う。

×    ×
この娑婆には辛いこと 
悲しいことがたくさんある   
忘れるこった   
忘れて明日になれば……  
(空を見上げて)ああ 明日は晴れだなぁ  

「関の弥太っぺ」(長谷川伸原作)関本の弥太郎こと「弥太っぺ」が語る台詞もこんな局面には心に響く。
「関の弥太っぺ」1963年 東映 山下耕作監督 中村錦之助(萬屋錦之介) 十朱幸代 木村功 blog 2009/07/08

×    × 
涙を拭いて立ち上がれ! 
見つめる先に虹が出る。

*「いいね 👍」ポチッとクリック。  
ご協力お願いします m(_ _)m 
ブログ・ランキング参加中。  
にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へ

2018年9月4日火曜日

渥美清×太地喜和子「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」17作

*「私、近ごろよく思うの。人生に後悔はつきものじゃないかしらって。
ああすればよかった…という後悔と、
もうひとつは、
どうしてあんなことをしてしまったのだろう…という後悔」
岡田嘉子の台詞が心にしみました。
日本画壇の大家役の宇野重吉が故郷の播州龍野に訪れ、初恋の相手の岡田嘉子と語らうシーンがあります。
静謐のなかに二人の名優の存在感が凄まじく漂いました。
邦画の豊穣さを感じました。

渥美清主演の映画「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」1976年を観る。シリーズ17作。
監督原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
音楽:山本直純
撮影 : 高羽哲夫
配給:松竹

出演
・渥美清:寅さん(車寅次郎)
・太地喜和子:ぼたん(芸者)
・倍賞千恵子:さくら  ・中村はやと:満男
・宇野重吉:池ノ内青観(日本画の大家)
・下條正巳:おいちゃん(車辰造)
・三崎千恵子:おばちゃん(車つね)
・前田吟;諏訪博
・太宰久雄:タコ社長
・佐藤蛾次郎:源公
・笠智衆:御前様
・岡田嘉子:志乃
・桜井センリ:観光課長
・寺尾聡:観光課員
・久米明:播州龍野の市長
・大滝秀治:神田・大雅堂の主人
・佐野浅夫:鬼頭
・佐山俊二:マンション管理人
・西川ひかる:飲み屋の女将 

*「いいね 👍」ポチッとクリック。  
ご協力お願いします m(_ _)m 
ブログ・ランキング参加中。  
にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へ

上野の飲み屋で銭のないみすぼらしい老人に出逢った寅さんは、気の毒に思いとらやに連れて帰る。その老人はなんと日本画壇の大家・池ノ内青観だった。世話になったお礼に描いた絵をめぐり、とらやは大騒動となり、寅さんは例によって旅に出ることに。
旅先の播州龍野で青観と再会する寅さん。市長に歓待された宴席で芸者ぼたんと意気投合する……。


太地喜和子の芸者ぼたんがいい。生気あふれ健気で。大輪の赤い牡丹のように華やかでした。
寺尾聡が父親の宇野重吉と共演しているのがご愛嬌だ。
大滝秀治、佐山俊二、佐野浅夫らがいかにも期待通りの演技を見せている。

♪ 夕やけの小やけの 赤とんぼ
   負われて見たのは いつの日か 
あの童謡の作詞・三木露風は龍野出身です。作曲は山田耕筰。しみじみ切ない歌詞だよね。

Amazonビデオ
2018年9月3日観映 #331    
映劇の芸