想像かきたてる『エトワール』
『エトワール(星)』とは、オペラ座のプリンスプル(主役を踊る踊り子)のなかでも花形に与えられた称号だそうだ。踊るエトワールがフットライトを浴びて浮かびあがる。まさにオペラ座の華。その彼女を舞台袖でじっと見つめる黒い背広姿の、謎の男が想像をかきたてる。彼はエトワールのパトロンなのだろうか――。
エドガー・ドガの傑作『エトワール』など彼の作品を集めた「ドガ展」(2010年9月18日~12月31日)を横浜・みなとみらいの横浜美術館で観る。
パリのオルセー美術館所蔵の45点をふくむドガ作品約150点が展示されている。
エドガー・ドガ(1834年―1917年)はフランスの印象派の画家。『エトワール』は本邦初公開。
構成
・第1章:古典主義からの出発 『マネとマネ夫人像』が面白い。ドガがマネに贈った作品を夫人の出来がよくないと、絵は右端を切った状態になっている。
・第2章:実験と確信の時代 『バレーの授業』は、振付師ジュール・ベローが踊り子を指導している様子を描いている。
・第3章:綜合とさらなる展開 『湯盤(湯浴みする女』は普通の女性の日常を描いている。
× × ×
会場はかなり混んでいました。特に「エトワール」の前は黒山の人だかりでした。
2010年10月5日観覧
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