2011年5月3日火曜日

気位高い和泉元彌・足利義昭:「江」

大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」(第16回=関白秀吉)
秀吉めをわしの養子にじゃと……、
百姓の分際で……。
 和泉元彌演じる足利義昭が怒りを露わにした。

 天正13年(1585年)初夏。秀吉(岸谷五朗)は、母・なか(奈良岡朋子)、正室・おね(大竹しのぶ)、三姉妹の前で、茶々(宮沢りえ)への執心のため、将軍になることを宣言する。周囲の嘲笑を買うが、諦めない。
 信頼する弟の秀長(袴田吉彦)を足利義昭の元に遣わし猶子の縁組を頼むが、征夷大将軍の座にあり気位の高い義昭は即座に拒み、激怒した。
 めげない秀吉は将軍より上位の関白太政大臣を目指す。五摂家筆頭の近衛家に接近し、金銀を惜しまず近衛家の養子となり、関白の座への足がかりを掴んだ。

×  ×  ×

 足利義昭は室町幕府最後の将軍。信長に擁されて上洛し、将軍になるが、やがて信長の専横さに反発し対立、武田信玄や朝倉義景らに与したが、信長に敗れ、京を追われる。この時点で室町幕府は滅びたとされるが、彼は依然として将軍職にあった。天正14年に秀吉が関白となり、義昭は2年後の天正16年に将軍の座を辞し、その後秀吉の臣下として1万石の大名となり余生を送った。

×  ×  ×

 足利義昭を演じている和泉元彌が狂言師で俳優であることは、周知の事実です。かつてはNHK大河ドラマ「北条時宗」(2001年)で主演されていますが、その後の活躍はパッとしませんね。和泉流宗家の継承騒動、離婚騒動、ダブルブッキング問題や駐車違反などお騒がせ続きです。最近ではプロレスに参戦し「空中元彌チョップ」なる秘技を披露しているとか。
「江」の義昭役の元彌は、すでに権力はなく名ばかりの将軍職にしがみつく様を熱演していますよ。

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