東京タワー&通天閣の設計者
テレビ東京の美術番組「美の巨人たち」(2010年8月7日放送)で東京タワーの設計者・内藤多仲(ないとう・たちゅう)を扱っていた。
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興味深い御仁なので、web-surfing 書きする。
内藤多仲が建築家として注目されたのは1923年(大正12年)9月1日に起きた関東大震災だった。
神奈川県相模湾北西沖80kmを震源とするマグニチュード7.9の大地震は、関東全域の大地を激しく揺り動かした。千葉、茨城、静岡まで被害はおよぶ日本災害史上最大級の大災害となった。凌雲閣(浅草十二階)は大破し、東京は瓦礫の山と化した。が、そのなかで日本興銀の本店ビルは無事だった。彼の耐震構造理論(耐震壁付き鉄骨鉄筋コンクリート造)が証明されたのだった。
東京タワーはわずか1年3カ月の工期で1958年に完成した。全高333m、パリのエッフェル塔を凌ぐ当時としては世界最高の塔となった。
また、東京ばかりか大阪のシンボル通天閣(1956年)の設計者である。名古屋テレビ塔などの設計を手掛け『塔博士』と呼ばれた。
1886年(明治19年)生まれ、1970年(昭和45年)没。
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