＊春風のように穏やかで情に熱い坂崎磐音は、剣の達人でもあった。その剣さばきは、日向の老猫のようで寝ているのか起きているのか分からず「居眠り剣法」と言われていた。
× ×
松坂桃李主演の映画「居眠り磐音」2019年を観て参りました。佐伯泰英の人気シリーズの映画化。10年ほど前ハマって読みました。33巻(全51巻＝双葉文庫)で挫折しちゃいましたけど、気になり劇場に足を運んだ次第です。
監督：本木克英
原作：佐伯泰英「居眠り磐音 決定版」（文春文庫）
脚本：藤本有紀
配給：松竹
出演
松坂桃李：坂崎磐音
木村文乃：おこん(金兵衛の娘)
芳根京子：小林奈緒
柄本佑：小林琴平（幼なじみ）
杉野遥亮：河出新之輔（幼なじみ）
中村梅雀：大家の金兵衛
谷原章介：両替屋「今津屋」吉兵衛
柄本明：両替屋「阿波屋」有楽斎
佐々木蔵之介：佐々木玲園（直心影流佐々木道場主）
西村まさ彦：田沼意次（江戸幕府老中）
ベンガル：鰻屋「宮戸川」鉄五郎
佐戸井けん太：由蔵（「今津屋」老分）
石丸謙二郎：坂崎正睦（関前藩中老＝磐音の父）
財前直見：坂崎照埜（磐音の母）
奥田瑛二：宍戸文六（関前藩国家老）
中村ゆり：高尾太夫（吉原の花魁）
陣内孝則：三浦屋庄右衛門（吉原）
早乙女太一：役者の邦右衛門
橋本じゅん：魚河岸の甚兵衛
波岡一喜：天童赤児
比留間由哲：毘沙門の統五郎
高橋努：竹村武左衛門
荒井敦史：品川柳二郎
宮下かな子：河出舞
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3年の江戸勤番を終えた坂崎磐音は、幼なじみの小林琴平と河出慎之輔とともに豊後関前藩に戻った。琴平の妹・舞は慎之輔に嫁ぎ、磐音も琴平と舞の妹・奈緒と祝言を挙げることになっていた。しかし、舞が不貞を働いたとの噂に新之輔は舞を斬ってしまう。激昂した琴平は噂を流した男と新之輔を斬る事態となった。藩から琴平を討ち取るように命じられた磐音は琴平を壮絶な斬り合いの末、討ち取る。
1日で2人の幼なじみを失った磐音は、許嫁の奈緒を残し脱藩する。たどり着いた江戸で浪人暮らしに身をやつす。昼は鰻屋でうなぎをさばき、夜は両替屋の今津屋で用心棒として働くようになる。
そんな折、今津屋が新貨幣をめぐる陰謀に巻き込まれる……。
松坂桃李は坂崎磐音がよく似合っています。映画のシリーズ化はありそうですね。
面白かったのは両替商の阿波屋有楽斎の柄本明です。アバタをつけたメークアップ。敵役を楽しむかのように演じていました。
佐伯泰英「居眠り磐音」を拙ブログで探したら、7本見つかった。
・2009/09/03
・2010/02/06
みなとみらいイオンシネマ
2019年5月30日 観映＃365
映劇の芸
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