2018年12月29日土曜日

高倉健「日本侠客伝 花と龍」

*高倉健は俗に「凶相」といわれる三白眼だ。あの目が血走り、悪い奴らを鋭く睨みつけると、スクリーンに殺気がみなぎる。終盤の敵陣に切り込むシーンこそ、任侠映画の醍醐味となる。俳優としての凶相を逆手にとってスーパースターにのし上がった健さん。まさに目千両であります。

高倉健主演の映画「日本侠客伝 花と龍」1969年を観る。シリーズ9作。
監督:マキノ雅弘
原作:火野葦平「花と龍」
脚本:櫛田吾郎
配給:東映

出演
高倉健:玉井金五郎
星由里子:マン
藤純子:お京(壺振り&刺青師)


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日露戦争が終わったころの北九州。玉井金五郎は戦友の大田新之助を頼り沖仲仕(ゴンゾ)の職に就く。生来の度胸と腕で頭角を表して行く__。

「龍が咥えている菊はあんたよ。負けたわ」
最後のシーン。壺振りで彫り師のお京が、マンに刺青の秘密を明かす。
怪我をした金五郎を看病したマンが一輪の菊を気やすめに手向けた。ゆかりの花だった。金五郎とマンが所帯を持ったきっかけにもなった。
星由里子と藤純子の美の競演が見ものです。

公開当時、星由里子は東宝、二谷英明は日活に所属してしていた。

シリーズ10作とよく似てる。原作が同じとはいえ、別作品として商売しちゃう東映も大したもんだf^_^;)
「花と龍」の玉井金五郎役は、藤田進、石原裕次郎、中村錦之助、渡哲也が演じている。

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