大倉崇裕の「福家警部補の挨拶」(創元推理文庫)を読む。
短編推理小説集「福家警部補シリーズ」第1作。
檀れい主演でフジテレビ系ドラマが放送中。
* 目次
最後の一冊
オッカムの剃刀
愛情のシナリオ
月の雫
× × ×
・ピーター・ホーク
・田村正和
と大物が並ぶと
檀れいもちょいとつらい。
本を読みながら、
ドラマの主役を比べるのは邪道かも……。
でもね、そんな気がしましたよ。
あらかじめ犯人がわかっていて、
犯罪を解く推理パターン。
「倒叙」って言うそうです。
倒叙ミステリーといえば、
・刑事コロンボ
・古畑任三郎
が代表作。
よれよれのコートのコロンボのピーター・ホーク。
黒ずくめスーツの古畑の田村正和。
対して小柄な眼鏡をかけた刑事に見えない、
女刑事の福家警部補の檀れい。
3者3様だが、
福家の存在感はやや薄いな。
大倉崇裕(おおくら・たかひろ)さんはコロンボのファンとか。
「刑事コロンボ」へのオマージュといえる本だと思いました。
2014年1月28日読了 #2
読書の轍
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