2013年4月25日木曜日

井上ひさし展:神奈川近代文学館

*創作構想メモ・ノートを観て『遅筆』をナットク――。 

 横浜・山手の港の見える丘公園内の神奈川近代文学館で「井上ひさし展―21世紀の君たちに」を観る。開催2013420日~69日。

本展構成
第1部        井上ひさしクロニクル 作家となるまで
第2部        ユートピアへの旅
第3部        「中継者」として21世紀の君たちに


井上ひさしさんの原稿は丁寧だった。
その字は清書のような楷書で編集者も楽に読めたはずだ。

だから、遅筆だった――いや、違う。
より納得のいく中身に執着したからだと思う。
黒澤明の映画制作みたいなもので、完璧主義ゆえだったからと推測する。

それは、集めた資料の量や周到な創作構想メモ・ノートに顕れていた。

原稿と創作メモ――が本展のみどころである。

浅草のストリップ劇場フランス座での台本書き時代、
演じたの渥美清や関敬六、谷幹一、長門勇だったし、
放送作家の時代は三波伸介、戸塚睦夫、伊東四朗の
てんぷくトリオのコント台本も手掛けた。

作品に一貫しているのは笑いだったよね。

亡くなって3年が経つのですな。
75歳か……。
まだまだ書けたのに惜しいなぁ。

2013423日観覧
美博の館#18

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