2012年12月2日日曜日

「やまてせん」から「やまのてせん」

「恋の山手線」「あの娘たずねて」から「鈴木ちなみ」――

 「やまてせん」が「やまのてせん」に名称が改まったのは1971年(昭和46年)とか。 いや、ね、列車好きの2歳の孫が初めて「やまのてせん」と言ったのだよね。成長ぶりにちょっぴり感激した。

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 「やまて」と「やまのて」の話を草野の友、「トリ頭」こと戸坂健作にしたら、
――
以下、トリ頭のひとくさり。
あーあ、コイのやまてせん~
小林旭の「恋の山手線」では「やまてせん」と歌っていたぞ。
上野オフィスの 可愛い娘
 声は鶯 谷わたり
懐かしいダジャレソング。
・デト誘いに池袋 ところが男が目白押し
・渋谷顔ではいやですわ 顔は恵比寿にかぎります

あれって柳亭痴楽(4代目)が出典だな。
「柳亭痴楽はいい男。鶴田浩二や錦之助、それよりぐんといい男」なんて、
ガキのころ、一緒に覚えたな。
忘れちゃいまい、おい草野。

佐々木新一の「あの娘たずねて」なんてえのもあった。
花の東京の ど真ん中
 ぐるり回るは 山手線
あれも「やまてせん」と歌っていた。

もともと、戦前は「やまのてせん」と言ったんだ。
太平洋戦争後、進駐軍がローマ字で鉄道施設に併記を入れた際、
YAMATESEN
 って書いたのが一般化したのだ。
それが1971年に改称というか元に戻ったのさ。

「やまのて(山手)」の対語は「したまち(下町)」。
東京で「やまのて」といえば、四谷・青山・小石川・本郷……
「したまち」は下谷・浅草・日本橋・深川……
「やまのて」は高台、「したまち」は海より。


ちなみに横浜じゃ「山手」と書いて「やまて」さ。

ちなみといえば、鈴木ちなみちゃん。
今、注目のタレントだ。
知ってるか?
スレンダーの可愛い子だぞ。
ウィヒッヒ……

 なにが「ウィヒッヒ」だ。とんでもない方向に話がむかいそうなので、これ以上は無視した。
 相変わらずネットかなにかで得た知識を曝け出したに違いない。

 なにせ3歩歩けば、モノ忘れするニワトリ並みの健忘症。例によって明日にはケロッと忘れることだろう。戸坂は「鶏冠」(とさか)に通じ、付いたあだ名が「トリ頭」だから、ね……。でも、根は善人。これは60年付き合いのある草野が保証するところである。


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