今野敏の「ST警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル」(講談社文庫)を読む。STシリーズ第6弾、「色シリーズ」の第3弾。
足立区のマンションの一室で4人の死体が発見された。男2人女2人。いずれも二十歳前後。死因は一酸化炭素中毒。4人は新興宗教団体に所属していた。検死した川那部警視は自殺と断定したが、STは他殺の線も捨てなかった。
実家が曹洞宗の寺で僧侶でもあるSTメンバー山吹才蔵が、宗教団体の人間関係に迫る。
× × ×
曹洞宗の大本山といえば、横浜市鶴見の総持寺が名高い。
石原裕次郎さんのお墓がある。
ガキのころは「本山」と呼んでいた遊び場だった。
山の斜面を滑り降りたり、駆け登ったり、ワイルドな遊びをしていた。川崎小田の自宅から歩いて20分ほど。
武蔵白石駅から鶴見線に乗って鶴見駅へ行ったっけ。
武蔵白石といえば、思い出は海水浴である。
乗船場があったんだよ。ポンポン船(渡し船)に乗って扇島海水浴場へ。
昭和30年代前半に廃止され泳げなくなった。
京浜工業地帯の真ん中、海はお世辞にもきれいとはいえなかった(笑)。
小学校4年生か5年生が最後の夏だった。
武蔵白石、安善、浅野……。
あの鶴見線に乗ってみたい。あの扇島の海水浴場って今どうなってるのだろうか。
曹洞宗の僧籍を持つ山吹才蔵が主役の、
「ST 黄の調査ファイル」を読みながら、遠い昔を思い出しました。
2012年11月16日読了
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