*恩人ともいえる安野さんです。
横浜・山手、港の見える丘公園に隣接した神奈川近代文学館で「安野光雅展―アンデルセンと旅して」(2011年8月6日~9月25日)を観る。今年開館10周年を迎える島根県にある津和野町立安野光雅美術館の協力を得ての特別展。
構成
・第1部:安野光雅とアンデルセン
「マッチうりのクリスマス」原画/「かげぼうし」原画ほか
・第2部:デンマークの旅
「絵本の旅」原画ほか
・第3部:即興詩人に恋して
「絵本 即興詩人」挿絵原画/イタリア旅行写真ほか
・第4部:文語体のすすめ
「文学の絵本―『ちくま日本文学全集』装画」原画ほか
× × ×
絵ばかりか達者な文章にも感心しました。
安野光雅さんは司馬遼太郎の歴史紀行「街道をゆく」の装画をしていましたな。
司馬さんが亡くなったのは、1996年2月12日です。翌日の日刊スポーツ新聞の1面見出しは「司馬遼太郎さん ありがとう」としました。
国民的作家の急逝ですが、「急死」とせずに、あえて彼の偉業、「坂の上の雲」「竜馬がゆく」など日本人に影響を与えた作品群に感謝を込めた新聞見出しにしました。当時、編集の整理部という部署に所属していました。整理部としては、かなりの勇気のある、思い切った踏み込んだ見出しでした。
その1面を安野さんはメディアを通じて褒めてくださいました。甚く感謝した覚えがあります。恩人といっていい人です。
安野さん、その節はありがとうございました(笑)。
2011年9月11日観覧
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