2011年7月30日土曜日

鎌倉 鏑木清方記念美術館

鎌倉・雪ノ下の鏑木清方記念美術館で「所蔵品展:清方、物語を絵にする」(2011715日~828日)を観る。  

  鏑木清方は1878年(明治11年)、東京・神田に生まれ、14歳の1891年(明治24年)に江戸浮世絵師の系譜を引く水野年方に入門した。17歳から、父親・条野採菊の経営する「やまと新聞」に挿絵画家となった。以降、美人画、風俗画と作風を広げて行った。

 青年期の清方は画壇より文壇に興味を持ち、尾崎紅葉を尊敬しその門下の泉鏡花と親交を結び、
・深沙大王1904年=泉鏡花著
・金色夜叉1905年=尾崎紅葉著
の絵看板を描いている。
 樋口一葉の作品にも画趣をそそられ「たけくらべ」を題材とした作品も繰り返し制作している。
 93歳で鎌倉雪ノ下の自宅で亡くなった。自宅跡に記念美術館が建てられている。
 また、代表作「朝涼」も展示されている。

×  ×  ×

*鏑木清方と東西美人画:そごう美術館=201131日記
 この展覧会では、福富太郎コレクションの中から清方の「薄雪」などが出展されていたが、311日の大震災のため、会期途中で中止となった。
2011728日観覧


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