2011年6月7日火曜日

堂場瞬一「相剋」

元プロ野球選手の醍醐が相棒
 堂場瞬一の「相剋」(中公文庫)を読む。警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ第2弾。

「杉並事件」という通り魔事件の目撃情報を警察に提供した人物が行方不明となった。目撃者探しを、捜査一課管理官の長岡が失踪課に依頼してきた。筋違いだと高城賢吾は主張したが、室長の阿比留真弓は明神と法月に捜査を命じた。ときを同じくして、男子中学生が友人の女の子が失踪した失踪課を訪れる。親族以外の捜索願は受けないが、少女の家族の対応に不審感を抱いた高城は、醍醐と捜査を始めた……。
 高城は酒びたりの上、ヘビースモーカーで頭痛持ち。ひとり娘の綾奈(当時7歳)が学校帰りに失踪してしまい、以来弁護士の妻との溝ができ、離婚した過去を持つ。今回の相棒の醍醐塁は元プロ野球選手。1年で肩を痛め引退した。ともに挫折感のあるふたりが事件にあたる。

×  ×  ×

「相剋」では、明神愛実の出番は少ないので、多少『女っ気』が足りない感じですな。
2011年6月5日読了

人気ブログランキングへ※「草野球音備忘録」はランキング参加中です。投票(クリック)にご協力ください。
にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へ※こちらも、クリックお願いします。

0 件のコメント: