2018年9月16日日曜日

「あの名台詞」をもう一度

*七つの顔の男じゃよ   
ある時は私立探偵   
ある時は片目の運転手   
またある時は気障な中国人   
またある時はインドの魔術師    
しかしてその実体は 正義と真実の使徒 藤村大造!   
__片岡千恵蔵主演の映画「多羅尾伴内」シリーズ

震度7の北海道地震の際、被災地にエールをおくる言葉として中村錦之助(萬屋錦之介)主演の映画「関の弥太っぺ」(長谷川伸原作)の台詞を書いた。2009年に台詞を拙ブログで特集したことを思い出した。手前味噌だが、読み返すとなかなかおもしろい。読んでいただければ幸甚でありますm(_ _)m


①お富さん=2009/03/30記
②弁天小僧=2009/04/04記
③遠山桜=2009/04/05記
④三人吉三=2009/04/07記
⑤多羅尾伴内=2009/04/09記
⑥壷坂霊験記=2009/04/11記
⑦絶景かな=2009/04/14記
⑧瞼の母=2009/05/09記
⑨一本刀土俵り=2009/07/05記
⑩関の弥太っぺ=2009/07/08記
⑪沓掛時次郎=2009/07/11記
⑫国定忠治=2009/07/14記
⑬白浪五人男=2009/07/27記 


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「男はつらいよ ハイビスカスの花 特別篇」

*「男はつらいよ ハイビスカスの花 特別篇」は渥美清の没後1年(1997年)、根強い寅さん人気に応えて作られた。満男役の吉岡秀隆の登場シーンを新たに追加し、寅さん渥美清を回想するという構成に25作をリメークした。

「叔父さんはどうしているのだろう」
セールスマンとなった甥の満男は出張先の駅で寅さんの幻影を見て、小学校のころのひと夏を思い出す。叔父さんとリリーさん(浅丘ルリ子)の沖縄での出来事だった。
__柴又に届いたリリーから手紙。旅先の沖縄で病に倒れたという知らせだった。矢も盾もいられず寅さんは、大嫌いな飛行機に乗り込み見舞いに。献身的な看護もあり、回復に向かう。そして灼熱の島で二人の同棲生活……。

山田洋次監督×渥美清主演の映画「男はつらいよ ハイビスカスの花 特別篇」1997年を観る。
監督原作:山田洋次
脚本;山田洋次 朝間義隆 
音楽:山本直純 山本純ノ介
撮影:長沼六男 高羽哲夫
主題歌:八代亜紀 
配給:松竹

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出演
・渥美清:寅さん(車寅次郎)
・浅丘ルリ子:リリー
・倍賞千恵子:さくら
・江藤潤:国頭高志
・前田吟:諏訪博
・吉岡秀隆:満男(成人) / 中村はやと:満男(少年時代)
・下條正巳:車竜造(おいちゃん)
・三崎千恵子:車つね(おばちゃん)
・太宰久雄:タコ社長
・笠智衆:御前様
・佐藤蛾次郎:源公
・新垣すずこ:山里かおり
・間好子(国頭フミ) 金城冨美江(国頭富子)

音声のデジタル化、映像のコンピューター補正がなされている。

♪ ドブに落ちても 根のある奴は
   いつか蓮(はちす)の 花と咲く
作詞:星野哲郎 作曲:山本直純 
八代亜紀の歌う「男もつらいよ」も一興であります。

拙ブログ「男はつらいよ」シリーズ
・「男はつらいよ」1作 1969年 光本幸子 森川信 志村喬

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2018年9月15日観映 #333 
映劇の芸

2018年9月13日木曜日

渥美清×長山藍子「男はつらいよ 望郷篇」5作

*「男はつらいよ」50作目が、誕生50周年を迎える来年2019年に新作映画として公開されることになった。同シリーズは1969年に第1作が公開され、国民的映画として親しまれ、全48作と特別篇が作られている。山田洋次監督で主演の寅さんはもちろん渥美清、共演は倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆ら。
渥美さんが死んじゃってるからね、どんな映画になるでしょうか。愉しみだ。   ×    ×  

渥美清主演の映画「男はつらいよ 望郷篇」1970年を観る。シリーズ第5作。
監督原作:山田洋次
脚本:山田洋次 宮崎晃 
音楽:山本直純
撮影:高羽哲夫 
配給:松竹

出演
・渥美清:車寅次郎(寅さん)
・倍賞千恵子:さくら
・長山藍子:三浦節子
・杉山とく子:三浦富子
・井川比佐志:木村剛
・津坂匡章(秋野太作):川又登 
・森川信:車竜造(おいちゃん)
・三崎千恵子:車つね(おばちゃん)
・前田吟:諏訪博  / ・中村はやと:満男
・松山省二:石田澄雄
・太宰久雄:タコ社長
・笠智衆:御前様
・佐藤蛾次郎:源公
・木田三千雄:正吉親分
・谷村昌彦:子分

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義理ある正吉親分の危篤の報に、寅さんは舎弟の登と北海道へ向かう。一人息子に会いたいという親分の頼みで、機関士の石田澄雄を探し当てるが、拒まれてしまう。親分の死。やくざの末路の寂しさに、寅さんは浮き草稼業から堅気になる決心をする。
かくして浦安の豆腐屋「三七十屋」で住み込みで働くことになったが、気立てのいい豆腐屋の娘・節子にぞっこん惚れてしまう……。

本作をもって「男はつらいよ」シリーズを終了するつもりで、有終の美を飾るため、映画の原点テレビドラマ(フジテレビ1968年~1969年 全26話)のキャストもこぞって出演した。TVでさくら役の長山藍子がマドンナを務めた。同おばちゃん役の杉山とく子が長山の母、さくらの恋人の医者(博士=ひろし)井川比佐志が長山の恋人役で登場している。ところが映画がヒットし続投がきまり、全48作まで撮る大シリーズとなった。
ちなみにドラマでは寅さんが一攫千金を企み奄美大島に渡りハブを捕獲するつもりが、逆に噛まれ命を落とす結末となっている。

倍賞千恵子と長山藍子、二人さくらの共演となった。どちらもライバル心があったのではないかと勘ぐっている。

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2018年9月10日観映 #332  
映劇の芸

2018年9月9日日曜日

健さん映画で北海道エール

*震度7の北海道地震で高倉健さんの映画の舞台を思い出した。被災地や被害に遭った方々には不謹慎かもしれないけど  m(*__*)m  私にできる、せめてもの北海道へのエールであります

・「幸福の黄色いハンカチ」1977年 山田洋次監督 高倉健 倍賞千恵子 桃井かおり 武田鉄矢 blog2014/06/14 
釧路、網走、阿寒湖、帯広…そして感動を呼ぶラストシーン。家の前の物干しにはためく無数の黄色いハンカチ。かたわらに妻役の倍賞千恵子が夫の健さんを待っている。あれは寂れた炭鉱町・夕張でした。

・「駅 STATION」1981年 降旗康男監督 高倉健 倍賞千恵子 いしだあゆみ 烏丸せつこ 宇崎竜童 根津甚八 blog2016/05/08 
留萌本線の増毛駅近くの居酒屋で女将の倍賞千恵子と刑事役の健さんが、大晦日に紅白を観ている。お互いの寂しさを舐め合うような二人。流れるのは八代亜紀の舟唄__ ♪ お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 

も、よかったけど、イチオシは冒頭の場面。
離婚した妻いしだあゆみが一人息子を連れ、健さんに別れを告げる。列車が離れる。いしだあゆみが悲しさを紛らわせるようにおどけて敬礼するのです。なんとも切ない。あれは日本海を望む銭函駅(函館本線=小樽市)でした。

・「居酒屋兆治」1983年 降旗康男監督 高倉健 大原麗子 加藤登紀子 田中邦衛 ちあきなおみ blog2014/06/10 
藤野英治はプロ野球入りも期待されたエースだったが、肩を痛め居酒屋の主人におさまった。元恋人が大原麗子で妻は加藤登紀子。近所の小料理屋の女将さん役で出ていた、ちあきなおみがコテコテの北海道弁をしゃべるので笑いましたっけ。あの坂の街は函館でした。

・「鉄道員(ぽっぽや)」1999年 降旗康男監督 高倉健 大竹しのぶ 広末涼子 吉岡秀隆 志村けん 
鉄道員一筋に生きた男・佐藤乙松(健さん)が駅長を務める道央にある幌舞戦の終着駅・幌舞駅は架空の駅ですが、ロケは根室本線の幾寅駅(空知郡南富良野町)でした。

・「網走番外地」1965年 石井輝男監督 高倉健 丹波哲郎 田中邦衛 南原宏治 嵐寛寿郎 blog2014/12/23 
文字通り舞台は網走刑務所でした。市内の潮見墓園にはシリーズの監督石井輝男氏の墓碑が建てられ、「安らかに 石井輝男」という碑文は健さんによるものです。

残念ながら観ていませんが、「遥かなる山の呼び声」1980年は中標津町・別海町、「南極物語」1983年は稚内市が舞台になっています。その他でも、もちろん健さんの北海道映画は存在すると思います。

北海道を愛し、道民から愛された健さんですから、どんなにか今回の地震に胸を痛めていることでしょう。

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