2019年12月17日火曜日

高倉健「冬の華」

*古い映画の愉しみは懐かしい俳優との出遭いです。

小沢昭一の中国人に笑う。日活アクションで何度も観てきたあの中国語なまりの台詞。中華街の中華飯店オーナーで裏社会とも通じているという役どころだ。
「ションベンの元ね」とビールを健さんのテーブルに差し出す。
あれはきっとアドリブでは(40年も前の映画に、今さら言っても始まらないが…f^_^;) 
健さんが笑いを堪えておりました。

高倉健主演の映画「冬の華」1978年を観る。
監督:降旗康男
脚本:倉本聰
音楽:クロード・チアリ
配給:東映

出演
高倉健;加納秀治
池上季実子:松岡洋子
田中邦衛:南幸吉
北大路欣也;坂田道郎
三浦洋一:武田乙彦
藤田進:坂田良吉
小池朝雄:山田修
夏八木勲:立花道夫
小林亜星:柿沼三郎
峰岸徹:ミナケン
小林稔侍:花井喜一郎
倍賞美津子:メリー
小沢昭一:陳(中華街の店主)
大滝修二:加納一郎(加納の兄)
岡田真澄:三枝信吉(横浜進出の関西連合幹部)
池部良:松岡幸太郎(加納の兄弟分)
寺田農:山本武彦
曽根晴美:望月修二
天津敏 山本麟一 今井健二

東竜会幹部の加納秀治は、組を裏切り関西連合に寝返った兄弟分の松岡を渡世の義理で殺める。松岡には3歳になる一人娘がいて、その娘を舎弟の南に託し服役する。やがて15年の歳月が過ぎ、旭川刑務所を出所した加納は横浜に舞い戻る。
会長の坂田良吉は絵画趣味に没頭、南は自動車販売会社を営み、幹部連中は贅沢を謳歌していて、15年で組が激変したことを知るのだった…。

「おじさまでしょう⁉️
「お嬢さん、なにかの間違いじゃないですか」
女高生の池上季実子が、健さんを学費援助してくれている『足長おじさん』と確信して尋ねるシーンがある。その場所が馬車道の「コンチェルト」という喫茶店。気になり実在するか調べたら、映画で使われたのは京都円山公園内の『長楽館』というレストランとか__トリアタマ検索。
清楚で可憐で好演です。

シャガール好きの親分藤田進
コールガールの倍賞美津子
足を洗った無口な板前の小林稔侍
カラオケ好きの幹部の小林亜星

全編に流れるクローチ・アリのギターと
チャイコフスキーのピアノコンチェルト

みなとみらいがない昭和の横浜

あらためて観るとディテールが見えてきました。

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