2018年3月11日日曜日

『リョーマの休日』を愉しむ

*リョーマ(坂本龍馬)=高知__そんな感じです。どこもかしこも龍馬の姿を拝めます。飛行場の名からして高知龍馬空港ですからね(笑)
現在高知県内で「志国高知 幕末維新博」が開催中でした。坂本龍馬記念館は改装中で残念ながら観ることはできなかったが、高知城歴史博物館や県立文学館、県立美術館をのぞいて来ました。
1泊2日の初日(2018/03/08)はあいにくの雨でしたが、翌日は快晴となりました。



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龍馬が国民的ヒーローになったのは、司馬遼太郎さんの歴史小説「竜馬がゆく」に由来するところが大きい。一般大衆の坂本龍馬像は映画やドラマで描かれ姿をイメージしていると思う。
・「竜馬がゆく」=産経新聞で1962年から1966年に連載、文藝春秋で全5巻、同文庫で全8巻刊行。

「大賢は愚に似たり」__
司馬遼太郎さんのは、山内容堂に龍馬を語らせている。
傑出した賢い男は一見は間抜けに見える。
なかなか鋭い人物評価だ。
でも容堂と龍馬って本当に会ったことがあるのだろうか。高知観光しながら考えていた。お殿さまと下級の郷士で身分が違いすぎるからね。脱藩した罪は勝海舟のとりなしで赦されたけど、二人の会見となると甚だ難しい。となると司馬さんの創りが濃厚だな。

「竜馬がゆく」が世に出る79年前の1883年、高知の「土陽新聞」に連載されたのが、坂本龍馬を主人公にした坂崎紫瀾著の伝記小説「汗血千里駒」(かんけつせんりのこま)。土陽新聞は、板垣退助が創立した政治結社「立志社」の機関紙で、坂崎紫瀾は主筆だった。1903年に高知新聞となった。
・坂崎紫瀾(さかざき・しらん)1853年-1913年。ジャーナリスト、小説家。

泊まった「城西館」の部屋に朝、高知新聞が置かれていた。
その昔全国の新聞社の集いがあり、高知新聞の幹部に話をうかがったことがある。宮尾登美子さんが編集局に出入り自由で、社長の呑み仲間だとか。

「あては高知九反田の侠客 鬼龍院政五郎の、オニマサの娘じゃき、なめたら、なめたらいかんぜよ」__あの夏目雅子の啖呵です。宮尾登美子著「鬼龍院花子の生涯」の映画化。
「鬼龍院花子の生涯」1982年 五社英雄監督 仲代達矢 夏目雅子 岩下志麻 佳那晃子 中村晃子  
あの九反田は、はりまや町の南に位置する高知市内の地名なんですね。県立文学館で市内のマップを見ながら、「九反田」を発見しました。
映画の夏目雅子の台詞は小説にはなく、脚本の高田宏治氏の創りだそうです。

カツオはまだ走りで油はのっていないが、土佐造りはやはり美味い。
司牡丹も旨かった。辛口スッキリ。小説の竜馬は呑んだらしい(読んだが記憶にない f^_^;)。龍馬は飲ったのだろうか?

いつもながら横道逸之助は自分勝手に旅を愉しみましたとさ(土佐とひっかけたわけじゃありません)m(_. _)m

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