*《ラッパ》こと永田雅一さんにたった一度 電話取材した。
1973(昭和48)年のことでロッテ球団への思いを聴いた。
大映は経営破綻し愛する野球とも離れた不遇な時期だった。
それでもカリスマのオーラが耳から伝わってきた。
黒澤明監督の映画「羅生門」を観る。
三船敏郎主演 / 原作:芥川龍之介 / 1950年大映
1951年ヴェネチア映画祭グランプリ。
出 演
・三船敏郎:多襄丸
・京マチ子:真砂
・志村喬:杣(そま)売り
・森雅之:金沢武弘
平安時代。藪の中で昼寝をしていた盗賊の多襄丸の前を侍の夫婦が通りかかる。妻真砂の美しさに目を奪われた多襄丸は侍を騙し木に縛りつけ妻を手篭めにする。その後、侍(金沢武弘)は死体で発見される。
検非違使の前に突き出された多襄丸、真砂、死んだ侍の霊の証言は食い違った。
下人の役者が上田吉二郎とは気がつかなかったなぁ。
面差しが若いからだと思う。
記憶にあるのは時代劇や任侠の悪役でもっとでっぷりしていて、
「バカヤロー、グゥハハ」なんて独特のダミ声だ。
60余年前のモノクロだが映像が美しい。
黒澤明が世界に知られるきっかけとなった名画です。
1951年日本ダービーで優勝したのは愛馬トキノミノル、
その3ヶ月後に「羅生門」がヴェネチア映画祭グランプリ獲得と、
永田雅一にとってまさに昇竜のごとき年でありました。
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2014年8月23日観映 #43
映劇の芸
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