井川香四郎の「蔦屋でござる」(二見時代小説文庫)を読む。
日本橋油通町の地本問屋「蔦屋」の主人・蔦屋重三郎は、喜多川歌麿、山東京伝、滝沢馬琴、十返舎一九の戯作者、浮世絵師らを集め狂歌連を主宰していた。ときは松平定信の暗い時代、狂歌連が庶民を苦しめる悪を懲らしめる。
目次
第1話 夢の浮島
第2話 鬼ヶ島の平蔵
第3話 万華鏡の女
第4話 裏始末の掟
時代背景は将軍は家斉で、
松平定信の寛政の改革のころ。
歌麿、京伝、馬琴、一九の売れっ子たちに蔦重、
さらに長谷川平蔵と豪華な登場人物が並びます。
高橋克彦の「だましゑシリーズ」に設定が似ています。
お楽という少女が後の東洲斎写楽という、
写楽女性説は意外でしたな。
2013年10月27日読了
読書の轍#19
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