「心動く瞬間。名品でたどる抒情の系譜」と副題にある『「もののあはれ」と日本の美』展を東京・六本木のサントリー美術館で観る。開催2013年4月16日~6月16日。
本展構成
第1章:「もののあはれ」の源流 貴族の生活と雅びの心 第2章:「もののあはれ」という言葉 本居宣長を中心に
第3章:古典にみる「もののあはれ」 『源氏物語』をめぐって
第4章:和歌の伝統と「もののあはれ」 歌仙の世界
第5章:「もののあはれ」と月光の表現 新月から有明の月まで
第6章:「もののあはれ」と花鳥風月 移り変わる日本の四季
第7章:秋草にみる「もののあはれ」 抒情のリズムと調和の美
第8章:暮らしの中の「もののあはれ」 近世から近現代へ
「もののあはれ」ってなんだろう?
しみじみした趣き。しみじみした深い感情――(学研全訳古語辞典) 人生の機微や四季の移ろいなどに触れ、
心動くときに生まれる情趣でしょうか。
「心動く」とは「感動」のことですよね。
言葉としては10世紀半ば平安時代からあったそうな。
日本人って季節の移ろいに敏感な国民ですよね。
他の民族をさして知らない吾が、言うのも実に説得力がないのだが……。和歌や俳句は季節感なくして成り立たないのではないか。
日本の美の根底にある「もののあはれ」に迫ろうという試みの本展です。
たのしみは春の桜に秋の月
夫婦仲良く三度食う飯
――五代目市川団十郎(1741年―1806年)
最近「七十二候」という古い暦に興味を持っています。
コテコテの日本人です(^_^)。
2013年5月23日観覧
美博の館#20
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