藤沢周平の「消えた女―彫師伊之助捕物覚え」(新潮文庫)を読む。彫師伊之助シリーズ第1作。
目次
・かんざし ・やくざ者
・ながれ星
・離れの客
・おうの
・遠い記憶
・闇に跳ぶ
・凶刃
・春のひかり
元凄腕の岡っ引であること隠し版木彫り職人として働く伊之助のもとに、恩ある弥八親分が訪ねてきた。娘のおようの行方が分からず、探し出してほしいという。渋々重い腰をあげた伊之助は、だんだんと深い闇の中へ引きずり込まれていく……。
30代は司馬遼太郎、
40代で池波正太郎、50代から藤沢周平が読書歴である。
周平さんのシリーズといえば、
・用心棒日月抄=用心棒日月抄/弧剣/刺客/凶刃・獄医立花登手控え=春秋の檻/風雪の檻/愛憎の檻/人間の檻
・隠し剣=隠し剣弧影抄/隠し剣秋風抄
と読み、今回最後のシリーズ「彫師伊之助」にかかる。
ちなみに「消えた女」が第1弾で、
・漆黒の霧の中で・ささやく河
と続く。
遅読ながら端正な文章を愉しむ。
2013年5月10日読了
読書の轍#8
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