2009年10月17日土曜日

だまし絵 エッシャー展

父はお雇い外国人

 横浜駅東口のそごう美術館(そごう横浜店6F)で「迷宮への招待エッシャー展」(2009年10月10日~11月16日)を観る。
 オランダの画家、版画家、マウリッツ・コルネリス・エッシャーMaurits Cornelis Escher 1998年-1972年)のイタリア風景版画や視覚トリックを駆使した不思議な世界を表現した作品を展示している。
 だまし絵の巨匠。だまし絵=騙し絵は、フランス語で“トロント・ルイユ”というそうな。
 このところ続けて高橋克彦の「だましゑシリーズ」である「だましゑ歌麿」「おこう紅絵暦」「春朗合わせ鏡」「京伝怪異帖」と読んできたが、展覧会を観ながら高橋克彦⇒エッシャーの騙し絵繋(つな)がりだわい、と独りほくそ笑む。
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 ところでエッシャーの父親ジョージ・アーノルド・エッセルは明治期に日本の近代化に貢献したお雇い外国人だった。土木技術者で、大阪の淀川修復工事や三国港のエッセル堤、龍翔小学校(福井県坂井市)などの設計、指導にあたった。エッセルとエッシャーはともにEscherと綴るが、日本語表記に違いが出たもの。
2009年10月15日観覧

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