2018年9月8日土曜日

CRASH & BUILD 涙を拭いて立ち上がれ

*こんなときゃ植木等だな。
♪ みろよ 青い空 白い雲
  そのうちなんとかなるだろう 

無責任男が代名詞だが、植木さんは常に人生を肯定的に歌う。
陽はまた昇る。明けぬ夜はないのだ。

×    ×  
北海道で震度7の胆振東部地震が6日未明に起こった。台風21号で被害を受けた直後の列島に追い打ちをかけるような災い。7月に西日本豪雨、6月には大阪府北部地震と、平成最後の2018年は未曾有の難事続きだ。

日本の歴史は CRASH & BUILD の繰り返しだ。大昔から地震や台風、火山の爆発、津波や大火そして戦争により、街は跡形なく破壊されても、その都度立ち上がり再生した。いや、それ以上に立派な再建を経てきた。これが日本人 一般大衆のメンタリティだと思う。

×    ×
この娑婆には辛いこと 
悲しいことがたくさんある   
忘れるこった   
忘れて明日になれば……  
(空を見上げて)ああ 明日は晴れだなぁ  

「関の弥太っぺ」(長谷川伸原作)関本の弥太郎こと「弥太っぺ」が語る台詞もこんな局面には心に響く。
「関の弥太っぺ」1963年 東映 山下耕作監督 中村錦之助(萬屋錦之介) 十朱幸代 木村功 blog 2009/07/08

×    × 
涙を拭いて立ち上がれ! 
見つめる先に虹が出る。

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2018年9月4日火曜日

渥美清×太地喜和子「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」17作

*「私、近ごろよく思うの。人生に後悔はつきものじゃないかしらって。
ああすればよかった…という後悔と、
もうひとつは、
どうしてあんなことをしてしまったのだろう…という後悔」
岡田嘉子の台詞が心にしみました。
日本画壇の大家役の宇野重吉が故郷の播州龍野に訪れ、初恋の相手の岡田嘉子と語らうシーンがあります。
静謐のなかに二人の名優の存在感が凄まじく漂いました。
邦画の豊穣さを感じました。

渥美清主演の映画「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」1976年を観る。シリーズ17作。
監督原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
音楽:山本直純
撮影 : 高羽哲夫
配給:松竹

出演
・渥美清:寅さん(車寅次郎)
・太地喜和子:ぼたん(芸者)
・倍賞千恵子:さくら  ・中村はやと:満男
・宇野重吉:池ノ内青観(日本画の大家)
・下條正巳:おいちゃん(車辰造)
・三崎千恵子:おばちゃん(車つね)
・前田吟;諏訪博
・太宰久雄:タコ社長
・佐藤蛾次郎:源公
・笠智衆:御前様
・岡田嘉子:志乃
・桜井センリ:観光課長
・寺尾聡:観光課員
・久米明:播州龍野の市長
・大滝秀治:神田・大雅堂の主人
・佐野浅夫:鬼頭
・佐山俊二:マンション管理人
・西川ひかる:飲み屋の女将 

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上野の飲み屋で銭のないみすぼらしい老人に出逢った寅さんは、気の毒に思いとらやに連れて帰る。その老人はなんと日本画壇の大家・池ノ内青観だった。世話になったお礼に描いた絵をめぐり、とらやは大騒動となり、寅さんは例によって旅に出ることに。
旅先の播州龍野で青観と再会する寅さん。市長に歓待された宴席で芸者ぼたんと意気投合する……。


太地喜和子の芸者ぼたんがいい。生気あふれ健気で。大輪の赤い牡丹のように華やかでした。
寺尾聡が父親の宇野重吉と共演しているのがご愛嬌だ。
大滝秀治、佐山俊二、佐野浅夫らがいかにも期待通りの演技を見せている。

♪ 夕やけの小やけの 赤とんぼ
   負われて見たのは いつの日か 
あの童謡の作詞・三木露風は龍野出身です。作曲は山田耕筰。しみじみ切ない歌詞だよね。

Amazonビデオ
2018年9月3日観映 #331    
映劇の芸

2018年9月2日日曜日

霊山歴史館に幕末の風が吹く

*霊山は「りょうぜん」と読む。あたしゃずっと「れいざん」って… f^_^;)  
幕末維新ミュージアム 霊山歴史館(京都・東山)に行ってまいりました。

ここでも坂本龍馬の写真に出会いました。幕末の写真家・上野彦馬が撮ったものです。袴にブーツ姿で手を懐に入れたポーズでおさまったヤツです。春に訪れた高知でも至るところで見かけました。龍馬さんも上野さんも著作権や肖像権を主張したりしませんから、日本中で安心して使用しているんですね(笑)

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★2018年通年特別展
「大西郷展」第3期「薩長同盟から大政奉還」
開催 5/15~9/2
構成
・西郷隆盛と薩摩
・西郷隆盛と安政の大獄
・八月十八日の政変
・坂本龍馬と薩長同盟
・戊辰戦争と西南戦争
・錦絵で見る西南戦争
・新選組と池田屋事件
常設コーナー
桂早之助の「龍馬を斬った刀」
土方歳三所用刀「大和守源秀國」
近藤勇所用刀「阿州吉川六郎源祐芳」

館内は幕末ワールドでした。
激動の時代の風が吹いています。
NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」を観ていますし、林真理子さんの原作小説も読みました。歴史好きでとりわけ幕末は興味があります。以前からこの館は観たいと思っていましたから念願叶ったわけです。

近藤勇の愛刀といえば「(長曽祢=ながそね)虎徹」だと思っていました。
ここにあったのは「阿州吉川六郎源祐芳」でした。きっと何本も名刀を所用していたんですね。

霊山歴史館は坂の中腹に在ります。慢性貧血のあたしは登るのがきつかった。坂の途中から無料シャトルバスが出ています。

2018年8月31日観覧
美博の館

平等院鳳凰堂と十円玉

*ガキのころ1日の小遣いに母から十円玉1個もらった。昭和30年年代の初めの話だ。文字通りの『餓鬼』で買い喰らいが専らだった。川崎の下町の商店街に住んでいたので、店はたくさんあったが、10円で腹を満たすほどのシロモノはあまりない。菓子屋で甘納豆が食べたいが、ほんのひとつまみしか買えない。嵩(かさ)ががあり、コストパフォーマンスのいいのはカリントウだったなぁ。

十円玉とカリントウはガキのころの思い出に繋がる。

その十円玉に描かれている平等院鳳凰堂(京都府宇治市)を観た。古代中国で麒麟・亀・竜とともに四瑞として尊ばれた霊鳥・鳳凰が羽を広げたような姿から鳳凰堂とこの名がある。
・平等院鳳凰堂:1052年藤原頼通が父の道長の別荘を寺に改め、翌1053年の阿弥陀堂を建立した。定朝作の阿弥陀如来像を本尊とする。国宝。



左右対称(シンメトリーsymmetry)の建物に美しく上品な佇まいと、1000年の歴史の重みを感じました。

2018年8月30日観覧
美博の館


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