2011年5月10日火曜日

リサとガスパール&ぺネロぺ展:そごう美術館

絵本をみれば大人だって心が和む。
 横浜駅東口・そごう美術館(そごう横浜店6F)で「リサとガスパール&ぺネロぺ展」(2011年4月2日~5月8日)を観る。

 ところで、「リサとガスパール」を知っていますか? 通称「リサガス」。
 フランスの絵本シリーズ名で、登場人物のキャラクターです。イヌでもなくウサギでもない世にも珍しい動物なのです。リサは赤いマフラーをした女の子。ガスパールは青いマフラーの男の子。二人を中心した家族の日常が描かれています。子どもたちの好奇心や自立心をあたたかく見つめています。
 フランスでは1999年、日本では2000年に刊行され人気となっています。
 作者は、文:アン・グットマン、絵:ゲオルグ・ハレンスレーベンの夫妻です。
 また、「ぺネロぺ」は青いコアラの女の子で、アンとグオルグ夫妻の別の人気絵本シリーズです。
 本展では原画160点のほかスケッチや仕掛け絵本のための習作を展示していました。

 開催最終日に観ましたが、お子さん連れのママさんがいっぱい、盛況でした。
2011年5月8日観覧

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2011年5月5日木曜日

伊坂幸太郎「グラスホッパー」

伊坂幸太郎の「グラスホッパー」(角川文庫)を読む。


















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妻を殺した男に復讐しようと、教師を辞職し「鈴木」は男の父親の経営する怪しげな会社「フロイライン」に勤める。が、目の前で男が車に轢き殺された。「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業だった。「押し屋」を追う「鈴木」。
「押し屋」は「槿」(あさがお)といい、温かい家庭を持っていた。

一方、自殺専門の殺し屋・「鯨」は自殺させた亡霊から過去を清算するため、ナイフ使いの若い殺し屋・「蝉」は手柄をたてるため、「押し屋」を探していた。

ズルズルと読み終えていましました。伏線やら比喩的表現やら、作品の深みを十分に味わえませんでした。伊坂さん、ゴメン。
2011年5月2日読了

2011年5月3日火曜日

気位高い和泉元彌・足利義昭:「江」

大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」(第16回=関白秀吉)
秀吉めをわしの養子にじゃと……、
百姓の分際で……。
 和泉元彌演じる足利義昭が怒りを露わにした。

 天正13年(1585年)初夏。秀吉(岸谷五朗)は、母・なか(奈良岡朋子)、正室・おね(大竹しのぶ)、三姉妹の前で、茶々(宮沢りえ)への執心のため、将軍になることを宣言する。周囲の嘲笑を買うが、諦めない。
 信頼する弟の秀長(袴田吉彦)を足利義昭の元に遣わし猶子の縁組を頼むが、征夷大将軍の座にあり気位の高い義昭は即座に拒み、激怒した。
 めげない秀吉は将軍より上位の関白太政大臣を目指す。五摂家筆頭の近衛家に接近し、金銀を惜しまず近衛家の養子となり、関白の座への足がかりを掴んだ。

×  ×  ×

 足利義昭は室町幕府最後の将軍。信長に擁されて上洛し、将軍になるが、やがて信長の専横さに反発し対立、武田信玄や朝倉義景らに与したが、信長に敗れ、京を追われる。この時点で室町幕府は滅びたとされるが、彼は依然として将軍職にあった。天正14年に秀吉が関白となり、義昭は2年後の天正16年に将軍の座を辞し、その後秀吉の臣下として1万石の大名となり余生を送った。

×  ×  ×

 足利義昭を演じている和泉元彌が狂言師で俳優であることは、周知の事実です。かつてはNHK大河ドラマ「北条時宗」(2001年)で主演されていますが、その後の活躍はパッとしませんね。和泉流宗家の継承騒動、離婚騒動、ダブルブッキング問題や駐車違反などお騒がせ続きです。最近ではプロレスに参戦し「空中元彌チョップ」なる秘技を披露しているとか。
「江」の義昭役の元彌は、すでに権力はなく名ばかりの将軍職にしがみつく様を熱演していますよ。

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2011年5月1日日曜日

与勇輝展:横浜高島屋

生き生きした造形は昭和を表現
 人形に昭和の郷愁が息づいていた。横浜西口の高島屋8階ギャラリーで開催している「昭和・メモリアル 与勇輝展」(2011年4月20日~5月9日)を観る。懐かしい昭和を題材として造形した57点、代表作を加え100余点を展示している。与勇輝(あたえ・ゆうき)さんは1937年(昭和12年)生まれの人形作家。
 本展で最初に目にするのが「和枝ちゃん」という人形だ。横浜・磯子の魚屋さんの歌の上手な女の子。おでこが特徴か。あの昭和戦後史に欠かせない存在、国民的歌手・美空ひばりさんになる前の幼少期を造形した人形だ。
 昭和天皇、マッカーサーも登場し、その面ざしは似ている。
 少年が妹と思しき少女をいつくしみ抱くようにした人形が2,3点あった。どこか野坂昭如さんの「火垂るの墓」を連想させ、感傷的にさせられる。
「召集令状」という作品。袴の祖父、ヘルメットで敬礼する弟、その横で学生帽の兄、「召集令状が届き出征する夫、そして妻は横に並んでいる。お国のためと気丈にふるまう家族だが、心の中は複雑……。

 与さんは8歳で終戦を迎えた。空襲により焼け野原となった街の情景や、戦後間もない食糧難や貧しい時代の記憶に残る様を人形に託したのだろうか。

×  ×  ×

 実は4月21日(木)に一度のぞいたのだが、超満員で観るのをやめた。今回は2度目のトライアル。11時前に入場したが、大盛況でしたぞ。
 昆虫採集の子どもたちの人形――少年がバッタを手に掴んでいた――の前。
 ご高齢な女性の会話が聴こえてきた。
「バッタでしょう、あの手にあるの」
「イナゴよ、あれってよく食べたわよ」
 昭和22年、戦後生まれで鯨を食べ、脱脂粉乳の給食を経験しているが、さらに上の世代の食糧難はいかばかりか(笑)。
2011年4月30日観覧

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