2023年5月2日火曜日

大谷翔平MoonShotそして大杉勝男

*MLB気まぐれ通信 2023/5/1__

<ブルワース0-3エンゼルス>30日(日本時間5月1日)ミルウォーキー・アメリカンファミリーフィールド

エンゼル二刀流スター大谷翔平の驚愕の7号だった。まさにSuper Moon Shot。月まで届くような高い弾道で上がり、ゆっくり7秒かけてバックスクリーンを直撃した。頂点50メートル級の放物線を描いた。それがどんだけの凄いのか? わかりやすく言うと、パリの凱旋門や渋谷SHIBUYA109に匹敵する高さまで打球が上がったことになる。人間離れケタ外れのパワーだ。


・最高到達点162フィート(49・4メートル)

・対空時間6・98秒/MLB今季最長

・打球速度114・3マイル(183・9キロ)

・打球角度39度 




大谷7号のニュース映像を見ながら、大杉勝男さん(1945-1992)を思い出した。


1967年(昭和42年)NPBオールスター第3戦(大阪球場)

入団3年目若き大砲として売り出し中の東映大杉勝男が、阪神ルーキー江夏豊から満塁本塁打を放ち、ゲームMVPに輝いた。ヒーローインタビューでこう語ったのだ。


「月に向かって打ちました」


月に向かって打て__が、トレンドワードとなった。


当時東映打撃コーチは飯島滋弥。大杉を育成するあたり、「月に向かって打ちなさい」と指導していた。その真意はわからないが、推察するに小さくまとまらずスケールの大きな打者に育てる狙いがあったのではないか。


薫陶を受けた大杉勝男は生涯486本塁打、本塁打王2回、打点王2回を記録、球史に残るスラッガーとなった。


当世はMLBのフライボール革命でアッパースイングが隆盛だが、NPBではダウンスイングが主流の時代だった。大杉もレベルな打ち方をしていたと思う。


 大谷翔平のSuper Moon Shotで大杉勝男さんに思いを馳せた。


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