2021年10月9日土曜日

神様ベーブ・ルースの1918年

*大谷翔平は“野球の神様“ベーブ・ルースに「あと1」及ばなかった。

・大 谷=46本塁打9勝(2021年)

・ルース=11本塁打13勝(1918年)

ホームランと勝星で2ケタ達成という投打二刀流の最高峰に迫った。103年ぶりの夢の大記録は来年以降に持ち越されたが、存分に楽しませてもらいました。

ありがとう翔平‼️



というわけで、強引かつ勝手ながらべーブルースがいた1918年に時計の針を戻します。


1918年は第一次世界大戦の終結の年、日本の暦では大正7年となる。

ロシア、フランス、イギリスなどの連合国とドイツ、オーストリア、ハンガリーなどの中央同盟国が1914年から1918年にかけて戦闘を繰り広げた。戦闘員900万人、非戦闘員700万人が死亡した。史上最も犠牲者を出した戦争だった。イギリスに意向もあり日本とアメリカは連合軍に与した。連合軍が勝利した。


アメリカは軍事物資や食料提供で莫大な利益を得て、戦争を契機の債務国から債権国に脱皮し、黄金の1920年代を迎えることになる。自動車、冷蔵庫、ラジオ、洗濯機etc__大量生産大量消費時代に突入する。1929年のウォール街の株価大暴落をきっかけとした世界恐慌まで、その繁栄は続く。


1918年はスペイン風邪が猛威をふるった年でもあった。

後世にH1N1型インフルエンザウイルスだと判明するが、ワクチンもなく世界的パンデミックとなった。流行は1920年まで続き、全世界で5億人が感染し、死亡者は5000万人~1億人に及んだという。当時の世界総人口が18億人か~19億人だから、とんでもなく蔓延状態だった。日本でも2380万人が感染、39万人が死亡した。当時の日本の人口は5500万人。


疫病はげに恐ろしい。戦争にも増して人間の生命を奪う。

第一次世界大戦の終結をスペイン風邪が早めたといも言われている。


ルースもスペイン風邪に罹患したという。


1918年のメジャーリーグMLBは第一次世界大戦の影響で変則日程となった。シーズンは始まったが、途中の9月1日に中断、その時点で首位チームを優勝とした。ワールド・シリーズは9月5日に開幕し、ルースのいたボストン・レッドソックスがシカゴ・カブスを下し世界一となった。9月11日全日程を終了した。


ルースはWシリーズ2勝を挙げる活躍だった。レギュラーシーズンの11本塁打は本数が少ないと見られがちだが本塁打王だった。

翌1919年29本塁打・9勝を記録している。


1920年からはニューヨーク・ヤンキースに移籍、伝説のホームラン打者の道を歩み、“野球の神様“と謳われた。


George Herman Babe Ruth(1895年ー1948年)

・通算22年のライフタイム(1914年~1935年)

714本塁打・2213打点・2062四球・長打率.690・打率.342・OPS 1164

本塁打王12回 打点王6回 首位打者1回

188センチ98キロ 左投げ左打ち

背番「3」はヤンキースの永久欠番

53歳でがんのため死去 


二刀流元祖から103年後の2021年、奇しくも新型コロナウイルスのパンデミック下に華々しい健闘を魅せた後継者。

ベーブ・ルースも草葉の陰で大谷翔平を讃えていることだろう。


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