*あては高知九反田の侠客 鬼龍院政五郎の 鬼政の娘じゃき
なめたら なめたらいかんぜよ__夏目雅子が啖呵を切る。
「鬼龍院花子の生涯」の原作者 宮尾登美子さんが
2014/12/30 亡くなった。88歳だった。
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宮尾登美子さんの訃報が流れたのは
七草がゆを食した日だったと思う。
夏目雅子に逢いたくなった。
映画「鬼龍院花子の生涯」を観る。
五社英雄監督 / 宮尾登美子原作 / 高田宏治脚本 / 1982年 /
出 演
・仲代達矢:鬼龍院政五郎
・夏目雅子:松恵
・仙道敦子 : 少女時代の松恵
・岩下志麻:歌
・高杉かほり : 花子
・佳那晃子:つる
・中村晃子 / 夏木マリ / 山本圭 /
・室田日出男 / 夏八木勲 / 内田良平
昭和15年夏、京都橋本遊郭。行方知れずの花子から便りがあり、松恵がたずねると花子は帰らぬ人となっていた。
大正7年秋、貧乏人の子だくさんの家に生まれた松恵は高知九反田の親分 鬼龍院政五郎(通称鬼政)の養子となった。以来、鬼政の身の回りの世話をすることになった。ここは妻妾同居する特殊な家庭環境だった。
「なめたら いかんぜよ」は流行語となったが、
宮尾登美子さんの小説にはなく、
高田宏治脚本の創作だそうだ。
それにしても科白(せりふ)が効いている。
あの啖呵が凛と響いた瞬間、
スクリーンの夏目雅子が眩(まばゆい)ばかりに光ったねえ。
27歳で夭折した女優の代表作となった。
あては高知◯◯の侠客__
さてなんと言ったか初め聞き取れなかった。
老人性難聴もあるが、調べて納得した。
「九反田」だ。
高知市内の地名だった。
どうでもいいちゃいい話だが、
科白のディテールを知るのが好きなんだよね。
大正7年は1918年、昭和15年は1940年。
その間32年、鬼政と松恵と花子の三者三様の人生が語れられている。
「三匹の侍」の五社英雄演出だけに、濃厚な濡れ場が登場する。
夏目雅子、佳那晃子、夏木マリのヌードも拝めます。
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2015年1月11日観映 #04
映劇の芸
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