笠智衆のモノマネを若い時分からよくしていた。
熊本なまりで独特のイントネーション__
欠点を逆手にとって実直さに変えた稀有の役者だな。
*ブログ・ランキング参加中。
ご協力お願いします m(_ _)m
小津安二郎監督の映画「麦秋」を観る。
原節子主演 / 1951年
出 演
・原節子:間宮紀子
・笠智衆:間宮康一
・淡島千景:田村アヤ
・杉村春子:矢部たみ
・佐野周二:佐竹宗太郎
・三宅邦子 / 笠井一郎 / 東山千栄子 / 二本柳寬
北鎌倉に住む間宮家は三世代7人の大家族。適齢期を過ぎた28歳の娘紀子の結婚が気がかりだ。当の紀子は大手会社の秘書で独身を謳歌しているようだ……。
ドラマが急展開する後半。
杉村春子(矢部たみ)の演技が見事だ。
「ねえ、怒らないでね。
謙吉(二本柳寬)にも内緒しておいてね。
虫のいい話なんだけど。
あんたのような方に謙吉のお嫁さんになっていただけたら、
どんなにいいだろう、なんて。
そんなこと思ったりして」
結果、紀子(原節子)からの色よい返事。
有頂天になって何度も確認するたみ。
登場人物の台詞(せりふ)が滑舌滑らか明瞭だ。
とりわけ原節子の日本語がきれいだな。
六十路の耳に心地よい。
「麦秋」とは麦の収穫時期。初夏のころ。
『小津安二郎のいた時代』という連載を
朝日新聞でやっている。
首都圏の日曜日限定かもしれないが、
小津安二郎を深く知ることができてお勧めです。
2014年7月25日観映 #34
映劇の芸
0 件のコメント:
コメントを投稿