2010年9月19日日曜日

池波正太郎「真田太平記(三)」

真田父子は徳川家の大軍を退ける
 池波正太郎の「真田太平記(三)上田攻め」(新潮文庫)を読む。

 上州・沼田城を北条家に渡せと徳川家から下知を受ける真田昌幸は、これを拒否する。徳川は意に背いた真田に兵を送る。出来たばかりの上田に拠った昌幸、信幸の父子は、知略ももって数倍の徳川勢を退ける。天下に昌幸の勇名がとどろく。
 上田攻めに失敗した徳川家康は豊臣秀吉との微妙な権力関係から、真田家の懐柔策をとる。臣下の本田忠勝の娘を自分の養女とし、真田信幸に嫁がせる。
 
徳川との戦に協力した上杉家に、昌幸は次男の幸村を人質とし差し出すが、その矢先、豊臣秀吉から幸村を差し出すように要請される、昌幸は困惑するが、上田家の了解を得て幸村を秀吉のもとに送る。
 秀吉は北条家の小田原城を攻め落とす策略をめぐらすのだった……。

目次:第3巻上田攻め
・上田攻め
・華燭
・闇の声
・密書
・落城
・小田原攻め
・行方も知れず
2010年9月14日読了

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