2010年9月25日土曜日

尖閣諸島/粛々/レアアース

ちょいmemo:雑観
 沖縄・尖閣諸島沖で2010年9月7日に起きた中国漁船衝突事件は、中国人船長が処分保留で釈放され、事実上の幕引きとなった。

×  ×  ×

 あらためてお勉強――。

尖閣諸島と釣魚島
 沖縄県石垣市に属し、東シナ海の南西部(八重山諸島の北方)に位置する島々。中国や台湾では「釣魚島」と呼ぶ。
 日本は、日清戦争中の1895年(明治28年)1月14日に、いずれの国に属していないことを確認し、閣議で決定し日本領土とした。一方、中国および台湾は、1895年の下関条約(4月17日)(馬関条約)は侵略戦争によって強引に結ばれたものであるなどとして領有権を主張している。
 日本領土を主張した時期(1月14日)と下関条約が結ばれた時期(4月17日)――この3か月の差が領有問題の出発点なのだよね。話は日清戦争に遡(さかのぼ)るのだ。

『粛々と』
 日本政府は国内法に基づき粛々と対応する――なんて、いっていて船長をあっさり釈放しちゃったけど、「粛々と」について。よく政治家が使う言葉だよね。
 デジタル大辞典の解説では、
1 ひっそりと静まっているさま。「鞭声―夜河を過(わた)る」
2  おごそかなさま。厳粛なさま。
3 つつしみうやまうさま。
としている。

「鞭声粛々夜河を過(わた)る」は、江戸時代後期の歴史家で漢詩人、頼山陽(らいさんよう)が詠んだ漢詩「川中島」が出典だそうです。

鞭声粛々夜過河 (鞭声粛々夜河を過る)
暁見千兵擁大牙 (暁に見る千兵の大牙を擁するを)
遺恨十年磨一刻 (遺恨十年一剣を磨き)
流星光底逸長蛇 (流星光底長蛇を逸す)

 川中島の戦いで上杉謙信が武田信玄の機先を制すべく、妻女山を下って武田勢に気づかれないように馬にあてる鞭(むち)の音も静かに、千曲川を渡る様子を詠んだ詩だそうだ。宿命のライバル甲斐の武田信玄と越後の上杉謙信の戦いは1553年から計5回、12年に及んだ。戦国時代の戦ハイライトのひとつだよね。

レアアース
 中国船長の拘置期限延長後に中国の圧力はさらに強まった。日本への報復として、レアアース(希土類)輸出禁止に踏み切ったという報道があった。
 そのレアアースってなんだ?
 希土類元素のことで、ネオジム、ジスプロシウムなど17種類の元素のことだそうです。中国が世界の産出量の90パーセントを占めいて、世界消費量の約半分を日本が使っているんだって。ハイブリッドカーや電気自動車のモーター、太陽光パネルの供給には欠かせない素材だそうです。

 日本経済の中国依存度の高さをあらためて感じさせる事件でした。日本の行く末が心配になってきたなぁ。

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1 件のコメント:

草野球音 さんのコメント...

幕引きと思っていたら、その後の報道では、中国外務省は日本政府に謝罪と賠償を求めるとか。仰天だよ。