2014年4月15日火曜日

戸部田誠「タモリ学」

*終戦直後の出生にナットク ^_^)__。
戸部田誠の「タモリ学」(イースト・プレス)を読む。
今やレジェンドとなったタモリ。
この親しみ易くも謎の多い、孤高の男の実像に
彼の発言や周囲の語ったエピソードで迫る。




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目次
序 タモリにとって「いいとも」終了とは何か
1 タモリにとって「偽善」とは何か
2 タモリにとって「アドリブ」とは何か
3 タモリにとって「意味」とは何か
4 タモリにとって「言葉」とは何か
5 タモリにとって「家族」とは何か
6 タモリにとって「他者」とは何か
7 タモリにとって「エロス」とは何か
8 タモリにとって「仕事」とは何か
9 タモリにとって「希望」とは何か
10 タモリにとって「タモリ」とは何か
あとがき

《タモロス》__
日本の昼が寂しくなった。
「笑っていいとも」が終わった。
32年も続いた長寿番組の終焉に
寂廖感が漂う。

太陽神の天照大神が天岩戸に隠れてしまい
この世が真っ暗になった__
日本神話みたいなことはいわないが、
タモリの存在も大きいと思う。

「てれびのスキマ」というブログの主である
戸部田誠さんはタモリに取材して書いたわけではない。
すべて雑誌やラジオ、テレビから引用で構成した本。
熱狂的なタモリフリークに間違いない戸部田さんは
自らの感情や思いを抑えて
おびただしい引用(タモリ発言や周囲の語ったエピソード)で
タモリ像を浮き彫りにしている。

昭和20年8月22日。
終戦の1週間後に生まれた。
父親は戦地に就いていた。

タモリ出生に秘密あり、
と思っていたのだが、
父親は戦地といっても宮崎で主計少尉をしていて
博多にはちょくちょく帰ってきていたそうだ。
それならありうる話だよね ^_^)。

祖父が南満州鉄道の駅長だったこと。
タモリの3歳時に両親が離婚したこと。
その母親とよく飲んだこと。
「家族」についての項が初めて知ることが多く、
興味深かかった。

それにしてもタモリって
軽いのに虚無が漂う。
かっこいいオトナだよね。

樋口毅宏の「タモリ論」(拙ブログ2013/07/25)で
タモリ再評価の機運が高まる本と記しましたが、
これはタモリを愉しむ本です。

2014年4月14日読了 #6
読書の轍

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