池井戸潤の「銀行総務特命」(講談社文庫)を読む。
ご存知「半沢直樹」の原作者の勝手知ったる銀行を舞台した短編集。
銀行内の不祥事処理する総務部特命担当が主人公。
* 目次
・漏洩
・煉瓦のよう
・官能銀行
・灰の数だけ
・ストーカー
・特命対特命
・遅延稟議
・ペイオフの罠
× × ×
メガバンク帝都銀行本部総務部特命担当の
指宿(いぶすき)修平が颯爽としています。
銀行は、生産するものがなく、
お金を扱うことを生業とする__
金がらみはもちろんのこと
色がらみ出世がらみ
組織内の不祥事のタネは尽きないようです。
「特命対特命」が緊迫があって
「半沢直樹」のドラマを思い出させてくれました。
スタートレーダーの巨額損失をめぐり
かねてから指宿修平の存在を疎ましく思う人事部長
星川謙一が仕掛ける『罠』__
総務部指宿と人事部星川のガチンコ対決に、
かつて人事部に所属し
今は総務特命の唐木玲がからむ。
また唐木がすこぶる美人のキャリアときている。
思わず引き込まれるストーリー展開です。
2014年3月18日読了 #4
読書の轍
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