龍馬への愛を演じる広末涼子
NHK大河ドラマ「龍馬伝」で広末涼子が演じている平井加尾は実在の人物である。土佐藩士の平井修二郎の妹。1859年土佐藩主の山内容堂の妹、友姫が京の三条公睦に嫁ぐ際に御付役(奥女中)として上洛し、三条家に仕えた。京では勤王の志士の面倒をみたという。その後、土佐勤王党の西山志澄(ゆきずみ)と結婚している。志澄は1898年(明治31年)第1次大隈重信内閣で警視総監を務めた。
加尾は龍馬のことが忘れがたい存在だったようで、龍馬らが寄せ書きした金茶色の袱紗に白絹の袱紗を縫い付け歌を残している。
あらし山花のこころはとまるとも なれしみくにの春な忘れそ
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司馬遼太郎の歴史小説「竜馬がゆく」では平井加尾は登場しない。身分の差を超えて龍馬を愛する土佐藩家老・福岡家のお田鶴さまが小説では登場するが、田鶴は司馬が創り上げた架空の人物である。加尾がそのモデルと言われている。
ところで広末涼子の加尾は龍馬をいちずに愛する想いを好演しているよね。
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