2009年9月4日金曜日

トリノが誇る美の遺産


エジプト・コレクション120点

 東京・上野の東京都美術館で開催されている「トリノ・エジプト展―イタリアが愛した美の遺産―ANCIENT EGYPT in TORINO」(2009.8.1~10.4)を観る。 
 カイロのエジプト博物館、ロンドンの大英博物館、パリのルーヴル美術館、ベルリン・エジプト博物館、ニューヨーク・メトロポリタン博物館に比肩する世界有数のエジプト・コレクションを誇るイタリアのトリノ・エジプト博物館の所蔵品を展示している。同館は19世紀、ナポレオンのエジプト遠征に従軍し、フランスのアレクサンドリア総領事になったベルナルド・ドロベッティの収集品を中心に創設された。3万数千点の所蔵品から、大型彫像、ミイラ、彩色木棺、パピルス文書、ステラ(石碑)、アクセサリーなど約120点を紹介している。
 展示構成は、
・第1章:トリノ・エジプト博物館
・第2章:彫像ギャラリー
・第3章:祈りの軌跡
・第4章:死者の旅立ち
・第5章:再生への扉
となっている。
 半可通の草野的には、「アメン神とツタンカーメン王の像」「イビの石製人型棺の蓋」などが見こたえがあった。
×  ×  ×
 蛇足ながら……。
 トリノといえば、2006年の冬季五輪が開催されたイタリア北西部、フランスに近接した都市です。フィギュアスケートで荒川静香が金メダルを獲得したよね。日本選手はそろって不振でしたが、ひとり気を吐いたのを記憶しています。得意技の「イナバウアー」は流行語になりました。あれから3年余の歳月が過ぎているのですよね。
・「海のエジプト展」クレオパトラが愛した都=2009.7.10記
2009年9月3日観覧

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