2017年4月30日日曜日

あっぱれの基準 / 片岡千恵蔵「十三人の刺MLB客」

*『あっぱれ』じゃないの? 30日のTBS系「サンデーモーニング」で、ご意見番の張本勲さんがマー君の快投に「あっぱれまではあげられません」と言ってました。MLBヤンキースの田中将大投手がレッドソックス戦で3安打無四球、わずか97球で完封勝利 2017/04/27フェンウェイパーク。沈む球を多投、ゴロの山を築いた内容。三振は3個と少なかったが、滅多にお目にかからない投球だと思い、当然あっぱれを期待したんですが…。ハリさんの基準があいまいなのが、人間的で人気になっている側面もあるコーナーっちゃコーナーだけどね (^_^)     ×    ×  


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張本勲氏と東映つながりで、片岡千恵蔵主演の映画「十三人の刺客」1963年を観る。
監督:工藤栄一
脚本:池上金男(池宮彰一郎)
配給:東映

出  演
・片岡千恵蔵:島田新左衛門(目付 直参旗本)
・里見浩太朗;島田新六郎(新左衛門の甥)
・嵐寛寿郎:倉永左平太(徒目付組頭)
・内田良平:鬼頭半兵衛(明石藩士)
・菅貫太郎:松平斉韶(明石藩主)
・西村晃:平山九十郎(新左衛門の食客)
・水島道太郎:佐原平蔵(浪人)
・山城新伍:木賀小弥太(木曽落合宿郷士)
・丹波哲郎:土井利位(筆頭老中)
・丘さとみ(芸者おえん)/ 三島ゆり子 / 藤純子 / 
・阿部九洲男 / 加賀邦男 / 片岡栄二郎 / 

弘化元年(1884年)明石藩江戸家老の間宮図書が筆頭老中土井利位邸の門前で自決した。明石藩主松平斉韶の異常な暴虐ぶりを訴える訴状が残されていた。松平斉韶は将軍徳川家慶の弟で、老中職に就くことが約束されていた。土井利位は事態を憂慮したが、表立って幕府として動けぬことから、信頼厚い直参旗本の島田新左衛門に斉韶暗殺を命じた。

東映時代劇が不振になったころで起死回生を狙ったが、映画は当たらなかった。
菅貫太郎は酷薄な殿様役がぴったりハマった。以来、同じような役柄の彼を何度も見た(^_^)

拙ブログ「片岡千恵蔵」関連
「血槍富士」1955年 内田吐夢監督 片岡千恵蔵 加東大介 片岡栄二郎 

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2017年4月24日観映 #232
映劇の芸

2017年4月29日土曜日

浅田次郎「黒書院の六兵衛」

*浅田次郎原作の映画といえば高倉健主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」かな。1999年 降旗康男監督 大竹しのぶ 広末涼子 小林稔侍 木村大作撮影。健さんは妻の死に目にも会えぬ実直な佐藤乙松という国鉄マンを演じていましたっけ。
拙ブログ「浅田次郎」関連
「柘榴坂の仇討」2014年 若松節朗監督 中井貴一 阿部寛  
「壬生義士伝」2003年 滝田洋二郎監督 中井貴一 佐藤浩市    ×    ×    
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浅田次郎著「黒書院の六兵衛」上下(文春文庫)を読む。

幕末。江戸260余年も続いた徳川の世が幕を閉じようとしている。開城前夜の江戸城に官軍の先遣隊として送り込まれた尾張徳川家の徒組頭加倉井隼人が見たのは、宿直部屋に居座る御書院番士だった。徳川幕府の勝海舟からも、新政府軍の西郷隆盛からも力づくで引きずり出してはならぬ、説得してほしいと頼まれる。
江戸城外では上野の森に彰義隊が立てこもり、官軍、欧米列強が緊迫のにらみ合い。一触即発の状況。城内で悶着が起これば江戸の街は戦火に見舞われる。
はて困った加倉井隼人は。謎の武士の正体は?

話はごく単純で江戸城内に居座る武士をなんとか穏便に城外に出て行ってもらう工夫を凝らす尾張藩の徒組頭を中心に描いている。よくこんなストーリーで上下巻も読ませるものだ。このあたりは浅田次郎さんの筆力なんでしょうね。感心しました。

2017年4月21日読了
読書の轍 

2017年4月26日水曜日

ペギー葉山さんの訃報 / 豊川悦司「必死剣 鳥刺し」

*ペギー葉山さん(83歳 歌手 2017/04/12死去)の「南国土佐を後にして」は小林旭主演の映画「渡り鳥」シリーズ(拙ブログ関連記事)の先端となった。ヒット曲の映画化で、『ダイスの眼』という賭博の名手にマイトガイアキラが扮している。映画も当たりシリーズが生まれた。1959年日活作品 斎藤武市監督 浅丘ルリ子 南田洋子 ペギー葉山 西村晃 川内康範原作。    ×    ×     
  

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豊川悦司主演の映画「必死剣 鳥刺し」2010年を観る。
監督:平山秀幸
原作:藤沢周平
脚本:伊藤秀裕、江良至

出  演
・豊川悦司:兼見三左エ門
・池脇千鶴:里尾(睦江の姪)
・吉川晃司:帯屋隼人正(通称『御別家』右京大夫の従弟)
・岸部一徳:津田民部(海坂藩中老)
・小日向文世:保科十内(三左エ門の友人)
・戸田菜穂:睦江(三左エ門の妻)
・村上淳:右京大夫(海坂藩藩主)
・関めぐみ:蓮子(右京大夫の側室)

東北の小藩 海坂藩。藩主右京大夫は側室の蓮子の言うがまま贅沢を尽くし財政は逼迫していた。見かねた重臣が諫言するが切腹に追い込まれ、百姓は一揆を起こすなど藩政は乱れていた。妻を亡くしたばかりの藩士 兼見三左エ門は、意を決し城中で蓮子を刺殺する。
切腹を覚悟していた三左エ門だったが、中老津田民部から下された沙汰は「1年の閉門と降格」というなんとも軽いものだった。三左エ門が剣の達人が故の企みが隠されていた。

藤沢周平作品の映画化は山田洋次監督の三部作がある。
「たそがれ清兵衛」2002年 真田広之 宮沢りえ 田中泯 
「隠し剣 鬼の爪」2004年 永瀬正敏 松たか子 小澤征悦 
「武士の一分」2006年 木村拓哉 檀れい 笹野高史 坂東三津五郎 
いずれも主人公が下級武士であり結末は悲劇的で切なくなく。そして陰で支える尽くす女がいる。
今回の兼見三左エ門も例外ではありません。三左エ門の妻の姪でありながら、彼を密かに慕う里尾役の池脇千鶴がよいな。

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2017年4月21日観映 #231

映劇の芸

2017年4月25日火曜日

三遊亭円歌さん forever「授業中」

*新作落語「授業中」__三遊亭円歌さんが歌奴と名乗っていた時代、テレコにTVで演った高座を録音してよく聴いていた。ビデオがない高校生のころだった。
訃報=三遊亭円歌さん 落語家「授業中」「浪曲社長」 88歳 2017/04/23。

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ひどいズーズー弁の先生が東京下町の小学校に赴任し、初めての授業風景が題材となっている。カール・ブッセの詩「山のあなた」(上田敏訳)を朗読する。

「国語の本さ、おっ広げろ。おめえ読んでみろ」
「こいつダメです。吃音です」
「いいから読んでみろ」
「ヤヤ、ヤマヤマヤマ、ヤ、山のアナアナアナアナ」
「山であなばかりでタヌキみていだな。それからどうした?」
「アナ、アナアナ、あなた、あなたもう寝ましょうよ」
「寝ましょうよ、だけなんでスーと出るんだ、このヤロ」

「次、おまえ」
「十八番、広沢虎造」(渋いダミ声)=こんな小学生はいないと思うけど、ね(^_^) 
「お粗末ながら。山のあなたのそぉーら、とぉーく。さいわい すむとぉー人がいう」(浪曲の節で)
「ええど、ええど、もっとやれ」
「なみださしぐみぃぃぃー、帰り来ぬぅぅぅー。雁が飛んでく赤城山。男一匹どこまで飛ばす。国定忠治はいい男ぉー」
「国定忠治なんてどこさに書いてある?」
「あります。表紙に『国定』教科書って。」

×    ×   
落語音痴の私じゃ説得力がないが、自身のハンデだった吃音をしたたかに、得意の浪花節を生かした新作落語は『古典』といえるのではないか。

2017年4月22日土曜日

追悼 松方弘樹さん「修羅の群れ」

*松方弘樹さん(2017/01/21死去 74歳)は殺陣の上手な役者として知られるが、時代劇に出たては左利きで斬っていた。俳優キャリアを積みながら、見た目に違和感のある左の変則から正統派の殺陣に変えている。努力のなせる技だと感心して観ていた。戦前からの剣豪スターで父の近衛十四郎さんも殺陣の名手だった。DNAを受け継いだのだろうか。
6月6日松方さんのお別れの会が開かれる。    ×    ×     


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松方弘樹(享年74歳)主演の映画「修羅の群れ」1984年を観る。
監督:山下耕作
原作:大下英治
脚本:村尾昭
配給 : 東映 

出  演
・松方弘樹:稲原龍二
・鶴田浩二:横山新二郎
・酒井和歌子:稲原雪子(稲原の妻)
・菅原文太:井沢輝一
・北島三郎:モロッコの辰(出水辰雄)
・北大路欣也:石河修司
・若山富三郎:鶴岡政二郎
・丹波三郎:加東伝三郎 
・天知茂:大島英五郎
・張本勲:山村修道
・小林繁 / 小林稔侍 / 品川隆二(龍二の父)/ 待田京介 / 
・風見章子(雪子の母)/ 小野さやか / 

昭和8年、横浜浅間町の吉岡道場で柔道に励む稲原龍二は、横浜四親分の一人 加東伝三郎の勧めもあり若い衆になった。博奕で身を滅ぼした父の仇をうつつもりで任侠の世界で男を上げようとしたのだった。龍二は加東の下でよく腹き、加東一家の兄貴分の横山に気に入られる。やがて頭角を現し、彼の侠気を慕い子分が集まってくる。
昭和24弁熱海を拠点に稲原組が誕生する。
モデルは関東随一の組織の首領となった稲川会の初代総裁稲川聖城。

松方弘樹を東映が高倉健、菅原文太の後継エースに仕立てようとした映画。

横浜の浅間町は以前住んでいた場所に近い。黒澤明監督のデビュー作「姿三四郎」の冒頭シーンに浅間神社が出てくる。稲川会の稲川聖城さんってこのあたりで生まれたそうだ。

川崎の韓国系ヤクザのトップ役の張本勲さんは、なかなかの押し出しで台詞もうまい。巨人、阪神のエース小林繁さんも出ている。異色のキャストだ。

天知茂と菅原文太の絡みにニヤリだな。。ナイトクラブの先客で飲んでいる大親分の天知に、愚連隊上がりの井沢役の菅原文太が「よお、大島くん」と挨拶するが、天知が「おめえさんにくん付け呼ばわりされる覚えはねえな」と軽くいなし貫禄を見せるシーンがある。新東宝出身なのだよね、お二人は。

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2017年4月19日観映 #230

映劇の芸

2017年4月20日木曜日

古希の祝いのiPad Pro

*古希(こき 古稀とも)=杜甫「曲江詩」の「人生七十古来稀」の句が出典。70歳のこと。 盛唐の詩人 杜甫(712-770)の時代には70歳は稀(まれ)の長寿だったのだよね。
今じゃ100歳以上の日本人はなんと6万5000人超。「敬老の日」を前にした例年の調査によると、昨年2016/09/01集計では65,602人だった。    ×    ×       



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先日の15日(土)のこと。1週間早い誕生日祝いを横浜・伊勢佐木町の「かに道楽」で開いてもらいました。パパ、ママ(長女)孫のRとO、次女と妻と当事者の私とファミリー7人。久びさにカニの刺身を食べましたよ。かにみそも茶碗蒸しも、カニすきと締めの雑炊とたらふく食べました。生ビールに白ワインをいただきました。まさに美酒美味三昧でした。

そのときプレゼントされたのがiPad Proでした。初代iPadから次いでiPad Airとなり、3台目の愛用タブレットとなりました。お下がりで悪いけどAirを妻に、妻が今使っている初代は孫にキーボードタッチを覚えるため使ってもらいたい。

家族のみんなに散財をかけ申し訳ない気持ちでいっぱいだが、嬉しさはそれ以上だな。

iPad Proで初めて更新で更新する斫ブログ記事であります。

拙ブログ関連「ピッカピカの1年生」

2017年4月15日土曜日

三谷幸喜×竹内結子「大空港2013」

*映画をAmazonビデオで観ることが多い。アマゾンのプライム会員になると、一部(最新作は有料のケースが多い)のコンテンツが無料視聴できる。正確には「無料」ではない。年額3900円が必要で、指定日配達などの会員特典の一つとしてビデオがある。長時間病院にいる私のような人間には利用価値があるが、誰に対しても勧めはしない。    ×     ×    


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三谷幸喜脚本監督の映画「大空港2013」2013年を観る。

出  演
・竹内結子:大河内千草(グランドスタッフ)
・香川照之:田野倉守男(父親)
・生瀬勝久:鶴橋蔵之介(美代子の兄)
・神野三鈴:田野倉美代子(守男の妻)
・石橋杏奈:田野倉真弓(守男の娘)
・池松壮亮:田野倉睦夫(守男の息子)
・綾田俊樹:鶴橋清正(美代子と蔵之介の父)
・オダギリジョー:国木田修(偽パイロット)
・戸田恵梨香:倉科百合子(守男の愛人)
・甲本雅裕:千草の上司
・梶原善:謎の中年男 
・青木さやか:千草の友人で空港案内係

羽田空港着の飛行機が天候不良のため松本空港に着陸することになった。グランドスッタフの大河内千草は天候回復を待つ乗客の面倒をみることになった。
佐賀で葬式を終え羽田に向かうはずの田野倉の家族はそれぞれにトラブルを抱えていた。
カメラを一度も止めずに撮影された「ワンシーン・ワンカット」TVドラマ。

コメディは好きだ。笑えば天国(そんな題名のバラエティ番組がその昔あった)。苦手は怖いやつ。ホラーだ。恐怖は地獄となる。
軽く笑えて愉しめる。

拙ブログ「三谷幸喜」関連
「ラヂオの時間」1997年 唐沢寿明 鈴木京香 西村雅彦
「ギャラクシー街道」2015年 香取慎吾 綾瀬はるか 小栗旬
「みんなのいえ」2001年 唐沢寿明 田中直樹 八木亜希子 
「ステキな金縛り」2011年 深津絵里 西田敏行 中井貴一 阿部寛
「ザ・マジックアワー」2008年 佐藤浩市 妻夫木聡 深津絵里 西田敏行 
「清須会議」2013年 役所広司 大泉洋 小日向文世 妻夫木聡 

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2017年4月14日観映 

映劇の芸

2017年4月13日木曜日

ピロリ除菌成功 / 山田洋次×木村拓哉「武士の一分」

*ピロリ菌の除菌にやっと成功した。3年越しの難業?でした。 胃カメラ検査でピロリ菌の陽性反応が出たのが2015年暮。2016年年初から胃癌(がん)リスクを軽減するため除菌を行なったが、1回目は失敗。2017年抗菌薬の種類を変え2次でようやく成果が出た。ひと安心だが、担当医の話ではピロリ菌を除菌しても胃癌になる人もいるそうですぞ ^_^)    ×    ×    


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山田洋次監督×木村拓哉主演の映画「武士の一分」2006年を観る。
原作:藤沢周平「盲目剣谺(こだま)返し」
脚本:山田洋次、平松恵美子、山本一郎
配給:松竹

出  演
・木村拓哉:三村新之丞
・檀れい:三村加世
・笹野高史:徳平
・坂東三津五郎:島田籐弥(番頭)
・桃井かおり:波多野以寧(新之丞のおば)
・緒形拳:木部孫八郎(新之丞の剣の師)
・小林稔侍;樋口作之助
・岡本信人 / 赤塚真人 / 大地康雄 / 

東北の小藩海坂藩の下級武士、三村新之丞は剣の腕を認められながらも藩主の毒味役に甘んじていた。それでも美しい妻加世と慎ましく幸せに暮らしていた。しかしある日、いつもながらの毒味したところ貝の毒にあたり、命はとりとめたものの失明してしまう……。
「武士の一分(いちぶん)」とは、武士が命を賭して守らなければならない名誉や面目。

山田洋次監督による藤沢周平原作の時代劇三部作の3作目。
「たそがれ清兵衛」2002年 真田広之 宮沢りえ 田中泯 
「隠し剣 鬼の爪」2004年 永瀬正敏 松たか子 小澤征悦 

主役の木村拓哉を盛り上げるキャストです。妻の檀れい、下僕の笹野高史、敵役の坂東三津五郎、剣の師緒形拳、ガサツなおば桃井かおりとほぼ万全な布陣ではないでしょうか。山田洋次作品の常連、小林稔侍や赤塚真人もシュアな演技です。

TV録画 
2017年4月11日観映 #228
映劇の芸

2017年4月11日火曜日

真央ちゃん ありがとう / 中井貴一「柘榴坂の仇討」

*咲き誇る花よりも、散る花は美しい。
始まりがあれば終わりが来る。人生も、恋も、桜も。
フィギュアスケートの浅田真央さんが現役引退を自身のブログで表明した 2017/04/10____「大事なところでいつも転ぶ」と元首相が放言し顰蹙(ひんしゅく)をかったことがあったが、失敗をはね返す負けん気に拍手したりもした。お目にかかったこともない爺さんがいうのもなんだが、ご苦労さま  ありがとう!    ×    ×    


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中井貴一主演の映画「柘榴坂(ざくろ)の仇討」2014年を観る。
監督:若松節朗
原作:浅田次郎
脚本:若松宏伸、飯田健三郎、長谷川康夫
配給:松竹

出  演
・中井貴一:志村金吾
・阿部寛:佐橋十兵衛(直吉)
・広末涼子:志村セツ
・高嶋政宏:内藤新之助
・真飛聖:マサ
・藤竜也:秋元和衛 
・中村吉右衛門:井伊直弼 
・吉田栄作 財部豊穂

安政7年3月3日、桜田門外の変。彦根藩主井伊直弼の近習役として仕えていた志村金吾は、目の前で藩主の殺害を許してしまう。切腹を申し出るが叶わず、「主君の墓前に仇の首を供えよ」との命が下る。時が明治に変わるが、金吾は仇を追い続ける。13年の歳月が流れ明治6年、ついに金吾は井伊直弼を討った水戸藩士の生き残りで今は車夫に身を変えひっそりと暮らす佐橋十兵衛を探し出す。その日、明治政府は仇討ち禁止令を発布した。

時代が変わろうと武士の矜持を持ち続ける志村金吾役の中井貴一が抑えた演技がいい。
この役はこの人でピッタシというのが井伊直弼の中村吉右衛門だ。渋い。
夫をひたむきに愛す広末涼子は好演です。


拙ブログ「中井貴一」関連
「壬生義士伝」2003年 滝田洋二郎監督 中井貴一 佐藤浩市 夏川結衣 
「キネマの天地」1986年 山田洋次監督  渥美清 中井貴一 有森也実 
「ステキな金縛り」2011年 三谷幸喜監督 深津絵里 西田敏行 中井貴一

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2017年4月10日観映 #227

映劇の芸 

2017年4月8日土曜日

オービィ横浜 / 阿部寛「カラスの親指」

*6歳の孫と妻と3人で「大自然超体験ミュージアム」オービィ横浜(みなとみらい)へ。そのオプショナルツアーで貴重な体験をした。目隠しで食べた食物(フライ)を当てる遊び。トリ、ブタ、ヘビ、ワニの4択で孫が見事?言い当てた。正解は「ワニの肉」。私も初めて食したが、チキンみたいだった。味? さして旨くはないが、不味くもなかったなぁ ^_^)
3人で出かけたのは初めてのことだ。こういう時間は大切にしなくては、ね。
明日ありと思う心の徒桜    ×    ×    


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阿部寛主演の映画「カラスの親指」2012年を観る。
監督脚本:伊藤匡史
原作:道尾秀介
配給:20世紀フォックス、ファントム・フィルム 

出  演
・阿部寛:タケ(武沢武史)
・村上ショージ:テツ(入川鉄巳)
・能年玲奈:河合まひろ
・石原さとみ:河合やひろ
・小柳友:石屋貫太郎
・鶴見辰吾:ヒグチ
・古坂大魔王:ノガミ
・ユースケ・サンタマリア:競馬場の客
・ベンバル / なだぎ武 / 

詐欺師のタケと、どこか間抜けな相棒のテツ。ある日、スリの少女まひろを助けたことで、まひろの姉やひろ、その恋人の貫太郎と共同生活をすることになった。全員が不幸な過去を背負っていることもあり、奇妙な友情が芽生える。タケは転落人生に追い込んだ闇金に4人の手を借り復讐を企てる……。
最後にドンで返しが待っている。

ブレーク前のピコ太郎(古坂大魔王)が出ています。「PPAP」が世界的なヒットとなり売れっ子となりましたが、公開の2012年には知る人ぞ知る存在だったと推測します。
「あまちゃん」の能年玲奈が感受性豊かな役柄を好演してます。「のん」という芸名なっだよね。村上ショージの演技力はホンマモンです。

拙ブログ「阿部寛」関連
「海よりもまだ深く」2016年 是枝裕和監督 阿部寛 真木よう子 樹木希林 
「HERO」2007年 鈴木雅之監督 木村拓哉 松たか子 阿部寛 大塚寧々
「ステキな金縛り」2011年 三谷幸喜監督 深津絵里 西田敏行 中井貴一 阿部寛 
「ふしぎな岬の物語」2014年 成島出監督 吉永小百合 阿部寛 竹内結子 笑福亭鶴瓶 
「テルマエ・ロマエII」2014年 武内英樹監督 ヤマザキマリ原作 阿部寛 上戸彩 北村一輝 

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2017年4月7日観映 #226

映劇の芸