*新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」がヒット、9月22日集計で興行収入100億円突破し、観客動員770万人に達した。まだ記録を伸ばす勢いだ。でもね、岸恵子×佐田啓二「君の名は」3部作で総観客動員約3000万人を数えたそうだ。60余年前の話だ f^_^;) × ×
★ブログ・ランキング参加中。
いいね! ひとオシ ご協力ください。
にほんブログ村
人気ブログランキング
山田孝之主演の映画「闇金ウシジマくん」を観る。
山口雅俊監督 / 真鍋昌平原作 / 2012年
出 演
・山田孝之:丑嶋馨 違法な闇金融業カウカウファイナンス社長
・大島優子:鈴木未來(みこ)パチンコ狂いの母の借金を返済するため出会い系カフェで働く
・林遣都:小川純 イベントサークルの主催者で一攫千金を夢見る、成り上がりたい大学生
・崎本大海 / 片瀬那奈 / ムロツヨシ /
・黒沢あすか / 岡田義徳 / 金田明夫 /
10日5割の超暴利の闇金カウカウファイナンスを営む丑嶋馨社長の前に現れる訳あり人間模様とその関係者を描くストーリー。
真鍋昌平の漫画「闇金ウシジマくん」の映画化。シリーズの第1作。先にテレビドラマ化され、主人公の丑嶋は映画と同じ山田孝之が演じている。
クールで無頼な山田孝之がいい。大島優子は可憐だ。
× ×
「君の名は」1953年-1954年 3部作
岸恵子 佐田啓二 菊田一夫原作 大庭秀雄監督
iTunes
2016年9月23日観鉠 #192
鉠劇の芸
2016年9月25日日曜日
2016年9月24日土曜日
L・ディカプリオ「華麗なるギャツビー」
*酒で身を持ち崩したチャーリーは、アメリカで再起しパリに戻ってきた。理由はただ一つ。妻ヘレンの姉夫婦に預けたひとり娘オノリアを引き取るためだった___「バビロン再訪」というF・スコット・フィッツジェラルドの短編がある。エリザベス・テイラー主演映画「雨の朝巴里に死す」の原作ですよね ^_^) × ×
★ブログ・ランキング参加中。
いいね! ひとオシ ご協力ください。
にほんブログ村
人気ブログランキング
レオナルド・ディカプリオ主演の映画「華麗なるギャツビー」を観る。バズ・ラーマン監督 / F・スコット・フィッツジェラルド原作 / 2013年 /原題:The Great Gatsby /
出 演
・レオナルド・ディカプリオ;ジェイ・ギャツビー
・トビー・マギワイア:ニック・キャラウェイ
・キャリー・マリガン:デイジー・ブキャナン
・ジョエル・エドガートン:トム・ブキャナン
・アイラ・フィッシャー:マートル・ウィルソン
・ジェイソン・クラーク:ジョージ・ウィルソン
・エリザベス・デビッキ:ジョーダン・ベイカー
1922年狂騒のアメリカ。経済の中心ニューヨーク。証券会社で働くニック・キャラウェイはロングアイランドのウェストエッグに引っ越してくる。隣の大邸宅では夜な夜な盛大なパーティーが行われていた。主人はギャツビーという大金持ちだと知る。ある日、ニックはギャツビーからパーティーに招待される。素性がベールに包まれた男ギャツビーから声をかけられ、いとこのデイジーと引き合わせてくれるように頼まれる。
ギャツビーとデイジーは5年前愛し合った仲だった。
ディカプリオのギャツビーにぴったりの配役です。映画が始まってもなかなか尊顔を拝せません。まさに満を持して、大邸宅のパーティでニック(トビー・マグワイア)の前に現れたディカプリオのかっこよさが光る。「第三の男」のオーソン・ウエルズみたいな感じでしたよ。
1920年代はアメリカ繁栄、ジャズエイジとも言われる時代。第一次世界大戦の特需で戦後、株価が高騰し経済成長を遂げ、債務国から債権国に大変貌した。そんな時代に禁酒法を網をくぐって財を築いた人物なんですね、ギャツビーは。儲けて金を湯水ごとく浪費するパーティーは、デイジーへの純愛のためでした。5年前に別れ彼女と逢いたい一心、関心をひくためでした。が、切ない悲恋に終わります。
狂乱の1920年代も1929年にウォール街の株の大暴落で世界恐慌になり、未曾有の繁栄は終焉を迎えます。まるで日本の1980年代から90年代のようなバブルとその崩壊です。
F・スコット・フィッツジェラルド(1896年-1940年)は1925年に「The Great Gatsby」を著しました。
冒頭の映画「雨の朝巴里に死す」(原題 : The Last Time I Saw Paris)1954年公開は、大恐慌後の1930年代パリが舞台となっている。村上春樹訳 「 バビロンに帰る」も原作 Babylon Revisited です。
チャーリーもギャツビーにも哀愁が漂う。
「ギャツビー」のロバート・レッドフォード版は1974年公開し、ミア・ファローがデイジーを演じている。
拙ブログ関連
・「ミッドナイト・イン・パリ」ウディ・アレン監督 ウォーエン・ウィルソン 2016/06/16
・「ウルフ・オブ・ウォルストリート」L・ディカプリオ主演 2014/02/20
・J・D・サリンジャーの死 2010/01/30
TV録画
2016年9月22日観鉠 #191
鉠劇の芸
★ブログ・ランキング参加中。
いいね! ひとオシ ご協力ください。
にほんブログ村
人気ブログランキング
出 演
・レオナルド・ディカプリオ;ジェイ・ギャツビー
・トビー・マギワイア:ニック・キャラウェイ
・キャリー・マリガン:デイジー・ブキャナン
・ジョエル・エドガートン:トム・ブキャナン
・アイラ・フィッシャー:マートル・ウィルソン
・ジェイソン・クラーク:ジョージ・ウィルソン
・エリザベス・デビッキ:ジョーダン・ベイカー
1922年狂騒のアメリカ。経済の中心ニューヨーク。証券会社で働くニック・キャラウェイはロングアイランドのウェストエッグに引っ越してくる。隣の大邸宅では夜な夜な盛大なパーティーが行われていた。主人はギャツビーという大金持ちだと知る。ある日、ニックはギャツビーからパーティーに招待される。素性がベールに包まれた男ギャツビーから声をかけられ、いとこのデイジーと引き合わせてくれるように頼まれる。
ギャツビーとデイジーは5年前愛し合った仲だった。
ディカプリオのギャツビーにぴったりの配役です。映画が始まってもなかなか尊顔を拝せません。まさに満を持して、大邸宅のパーティでニック(トビー・マグワイア)の前に現れたディカプリオのかっこよさが光る。「第三の男」のオーソン・ウエルズみたいな感じでしたよ。
1920年代はアメリカ繁栄、ジャズエイジとも言われる時代。第一次世界大戦の特需で戦後、株価が高騰し経済成長を遂げ、債務国から債権国に大変貌した。そんな時代に禁酒法を網をくぐって財を築いた人物なんですね、ギャツビーは。儲けて金を湯水ごとく浪費するパーティーは、デイジーへの純愛のためでした。5年前に別れ彼女と逢いたい一心、関心をひくためでした。が、切ない悲恋に終わります。
狂乱の1920年代も1929年にウォール街の株の大暴落で世界恐慌になり、未曾有の繁栄は終焉を迎えます。まるで日本の1980年代から90年代のようなバブルとその崩壊です。
F・スコット・フィッツジェラルド(1896年-1940年)は1925年に「The Great Gatsby」を著しました。
冒頭の映画「雨の朝巴里に死す」(原題 : The Last Time I Saw Paris)1954年公開は、大恐慌後の1930年代パリが舞台となっている。村上春樹訳 「 バビロンに帰る」も原作 Babylon Revisited です。
チャーリーもギャツビーにも哀愁が漂う。
「ギャツビー」のロバート・レッドフォード版は1974年公開し、ミア・ファローがデイジーを演じている。
拙ブログ関連
・「ミッドナイト・イン・パリ」ウディ・アレン監督 ウォーエン・ウィルソン 2016/06/16
・「ウルフ・オブ・ウォルストリート」L・ディカプリオ主演 2014/02/20
・J・D・サリンジャーの死 2010/01/30
TV録画
2016年9月22日観鉠 #191
鉠劇の芸
2016年9月17日土曜日
佐々木蔵之介「超高速!参勤交代 リターンズ」
*「多くは(大岡)くわねえ たった一膳(越前)」
後編に大岡忠相(通称 越前守)が新たに登場した。
加藤剛のイメージが強いので古田新太に戸惑う。
落語「三方一両損」のオチは亡母から教わった。 × ×
★ブログ・ランキング参加中。
いいね! ひとオシ ご協力ください。
にほんブログ村
人気ブログランキング
佐々木蔵之介主演の映画「超高速!参勤交代 リターンズ」を観る。
本木克美監督 / 土橋章宏原作・脚本 / 2016年 /
出 演
・佐々木蔵之介:内藤政酵(まさあつ)
・深田恭子:お咲
・伊原剛志:雲隠段蔵
・寺脇康文:荒木源八郎
・西村雅彦:相馬兼嗣
・陣内孝則:松平信祝(のぶとき)
・市川猿之助:徳川吉宗
・古田新太:大岡越前
・上地雄輔 / 知念侑李 / 柄本時生 / 六角精児 /
・渡辺裕之 / 中尾明慶 / 宍戸開 / 富田靖子 /
幕府による突然の参勤交代命令を、老中松平信祝の妨害にあいながらも知恵と工夫で江戸入りした、弱小貧乏藩の湯長谷(ゆながや)藩主 内藤政酵ら一行。大任を果たし晴れて故郷へ向かう。その道中、湯長谷で一揆が起こったとの知らせが入る。それは政酵らに打ち負かされた信祝が復讐のため仕組んだものだった。不眠不休で走りたどり着いた政酵らだが、城は尾張柳生に乗っ取られていた。
江戸へ向かう奮戦ぶりを描いた前作のヒットを受け、江戸から故郷に向かう帰路の様子が後編として製作された。
・「超高速!参勤交代」佐々木蔵之介 深田恭子 伊原剛志 西村雅彦
配役は同じ顔ぶれで監督も前作の本木克美が務めている。
前作よりチャンバラシーンはスケールアップしている。
気楽に笑えて愉しい。
陣内孝則の憎たらしい悪ぶりが可笑しい。
拙ブログ関連
・「殿、利息でござる!」阿部サダヲ 瑛太 妻夫木聡 竹内結子 2016/05/22
・「武士の家計簿」堺雅人 仲間由紀恵 中村雅俊 松坂慶子 2016/07/09
@横浜ブルグ13
2016年9月15日観映 #190
映劇の芸
後編に大岡忠相(通称 越前守)が新たに登場した。
加藤剛のイメージが強いので古田新太に戸惑う。
落語「三方一両損」のオチは亡母から教わった。 × ×
★ブログ・ランキング参加中。
いいね! ひとオシ ご協力ください。
にほんブログ村
人気ブログランキング
佐々木蔵之介主演の映画「超高速!参勤交代 リターンズ」を観る。
本木克美監督 / 土橋章宏原作・脚本 / 2016年 /
出 演
・佐々木蔵之介:内藤政酵(まさあつ)
・深田恭子:お咲
・伊原剛志:雲隠段蔵
・寺脇康文:荒木源八郎
・西村雅彦:相馬兼嗣
・陣内孝則:松平信祝(のぶとき)
・市川猿之助:徳川吉宗
・古田新太:大岡越前
・上地雄輔 / 知念侑李 / 柄本時生 / 六角精児 /
・渡辺裕之 / 中尾明慶 / 宍戸開 / 富田靖子 /
幕府による突然の参勤交代命令を、老中松平信祝の妨害にあいながらも知恵と工夫で江戸入りした、弱小貧乏藩の湯長谷(ゆながや)藩主 内藤政酵ら一行。大任を果たし晴れて故郷へ向かう。その道中、湯長谷で一揆が起こったとの知らせが入る。それは政酵らに打ち負かされた信祝が復讐のため仕組んだものだった。不眠不休で走りたどり着いた政酵らだが、城は尾張柳生に乗っ取られていた。
江戸へ向かう奮戦ぶりを描いた前作のヒットを受け、江戸から故郷に向かう帰路の様子が後編として製作された。
・「超高速!参勤交代」佐々木蔵之介 深田恭子 伊原剛志 西村雅彦
配役は同じ顔ぶれで監督も前作の本木克美が務めている。
前作よりチャンバラシーンはスケールアップしている。
気楽に笑えて愉しい。
陣内孝則の憎たらしい悪ぶりが可笑しい。
拙ブログ関連
・「殿、利息でござる!」阿部サダヲ 瑛太 妻夫木聡 竹内結子 2016/05/22
・「武士の家計簿」堺雅人 仲間由紀恵 中村雅俊 松坂慶子 2016/07/09
@横浜ブルグ13
2016年9月15日観映 #190
映劇の芸
2016年9月16日金曜日
近藤正高「タモリと戦後ニッポン」
*タモリが語る森繁久彌の話術。口調を真似て「趣味だけは高尚なものを持て。ヨットはいいぞ。夕陽が沈むね。沖に向かってヨットを出す。この辺でいいかと思ったとき、碇を静かに下す。そうしたときわからんだろうけど、もう女は貞操観念ありませんよ」オチは下ネタ ^_^) × ×
★ブログ・ランキング参加中。
いいね! ひとオシ ご協力ください。
にほんブログ村
人気ブログランキング
近藤正高著「タモリと戦後ニッポン」(講談社現代新書)を読む。
目 次
はじめに
序 章 ”偽郷”としての満州
第1章 坂とラジオ、そしてジャズ
ー祖父母に育てられて
第2章 大学紛争とダンモ研狂騒曲
ー森田一義から「タモリ」へ
第3章 空白の七年間
ーボウイングブームのなかで
第4章 ニッポン最後の居候
ータモリ出現
第5章 テレビ界「お笑い」革命
ー芸能人と文化人のあいだで
第6章 ”変節”と”不変”
ーフジテレビの絶頂と「笑っていいとも!」
第7章 「リスペクト・フォー・タモリ」ブーム
ーテレビは終わらない
終 章 タモリとニッポンの”老後”
おわりに
終戦から1週間後に生まれたタモリ。彼の人生と日本の戦後史を重ね合わせ__高度経済成長、東京オリンピック、大学紛争、ボウイングブーム、テレビ業界の盛衰__日本を考察している。
タモリとゆかりの深い関係者や数多くの参考文献から稀代の司会者を語っている。
冒頭は「ヨルタモリ」で松本幸四郎がゲストの際、聞いたことがある。1978年のテレビドラマ森繁久彌主演「三男三女婿一匹」で、タモリが出演したときの話で、他の番組でも披露している。著者は二人の共通点を、「満州・場つなぎ芸・海(船舶)」と挙げている。
拙ブログ「タモリ本」関連
・戸部田誠「タモリ学」(イースト・プレス)2014/04/15
・樋口毅宏「タモリ論」(新潮新書)2013/07/25
本で初めて知ったエピソードがある。評論家で雑学の大家植草甚一氏の遺産であるレコード4000枚を、放送作家の高平哲郎氏を通じてタモリが引き取ったそうだ。膨大な資料を漁りタモリを語る尋常でない著者の努力に脱帽です。
2016年9月13日読了
読書の轍
★ブログ・ランキング参加中。
いいね! ひとオシ ご協力ください。
にほんブログ村
人気ブログランキング
近藤正高著「タモリと戦後ニッポン」(講談社現代新書)を読む。
目 次
はじめに
序 章 ”偽郷”としての満州
第1章 坂とラジオ、そしてジャズ
ー祖父母に育てられて
第2章 大学紛争とダンモ研狂騒曲
ー森田一義から「タモリ」へ
第3章 空白の七年間
ーボウイングブームのなかで
第4章 ニッポン最後の居候
ータモリ出現
第5章 テレビ界「お笑い」革命
ー芸能人と文化人のあいだで
第6章 ”変節”と”不変”
ーフジテレビの絶頂と「笑っていいとも!」
第7章 「リスペクト・フォー・タモリ」ブーム
ーテレビは終わらない
終 章 タモリとニッポンの”老後”
おわりに
終戦から1週間後に生まれたタモリ。彼の人生と日本の戦後史を重ね合わせ__高度経済成長、東京オリンピック、大学紛争、ボウイングブーム、テレビ業界の盛衰__日本を考察している。
タモリとゆかりの深い関係者や数多くの参考文献から稀代の司会者を語っている。
冒頭は「ヨルタモリ」で松本幸四郎がゲストの際、聞いたことがある。1978年のテレビドラマ森繁久彌主演「三男三女婿一匹」で、タモリが出演したときの話で、他の番組でも披露している。著者は二人の共通点を、「満州・場つなぎ芸・海(船舶)」と挙げている。
拙ブログ「タモリ本」関連
・戸部田誠「タモリ学」(イースト・プレス)2014/04/15
・樋口毅宏「タモリ論」(新潮新書)2013/07/25
本で初めて知ったエピソードがある。評論家で雑学の大家植草甚一氏の遺産であるレコード4000枚を、放送作家の高平哲郎氏を通じてタモリが引き取ったそうだ。膨大な資料を漁りタモリを語る尋常でない著者の努力に脱帽です。
2016年9月13日読了
読書の轍
2016年9月11日日曜日
山田洋次×橋爪功「家族はつらいよ」
*じいちゃんが建てても 孫はばあちゃんち:
そんな川柳にわたしも近いものがある。
存在感はまるでないけど、長女と婿殿 孫二人
次女 妻と、家族揃えば嬉し愉し ^_^) × ×
★ブログ・ランキング参加中。
いいね! ひとオシ ご協力ください。
にほんブログ村
人気ブログランキング
山田洋次監督の映画「家族はつらいよ」を観る。
脚本 : 山田洋次・平松恵美子 / 久石讓音楽 / 2016年 /
出 演
・橋爪功 : 平田周造
・吉行和子 : 平田富子 周造の妻
・西村雅彦 : 平田幸之助 長男
・夏川結衣 : 平田史枝 長男の嫁
・中嶋朋子 : 金井成子 次女
・林家正蔵 : 金井泰蔵 次女の夫
・妻夫木聡 : 平田庄太 次男
・蒼井優 : 間宮憲子 次男の婚約者
・小林稔侍 : 沼田 探偵
・風吹ジュン : かよ 小料理屋の女将
・笹野高史 / 笑福亭鶴瓶 / 木場勝己 /
東京郊外で三世代で暮らす平田家の主人周造は楽隠居の身だ。ゴルフを楽しみ、馴染(なじみ)の小料理屋で一杯飲ってご機嫌で帰宅し、部屋で花に目を留める。「花はどうした?」「友だちからいただいたの。今日は私のバースデー」妻富子の誕生日であることをすっかり忘れていた。なにか欲しいものはないか、と尋ねると、富子から差し出されたのは離婚届だった。
熟年夫婦に持ち上がった離婚話__夫と妻、子どもたちのそれぞれの思いがぶつかる。くすりにやり。良質な喜劇となっている。
「東京家族」の橋爪功、吉行和子、妻夫木聡、蒼井優らメンバー揃って出ている。山田洋次作品の常連の小林稔侍、笹野高史、笑福亭鶴瓶が登場すると、なんとなく嬉しくなる。橋爪や西村雅彦、笹野高史、鶴瓶の見せる小芝居が可笑(おか)しい。
劇中で周造がDVDで小津安二郎監督の「東京物語」を観ているシーンがある。山田洋次さんの小津へのリスペクトだろうね。最近、小津調というか作風が似てきたように映る。
拙ブログ「山田洋次」関連
・「男はつらいよ」1969年 渥美清 倍賞千恵子 光本幸子
・「続・男はつらいよ」1969年 渥美清 倍賞千恵子 佐藤オリエ
・「幸福の黄色いハンカチ」1977年 高倉健 倍賞千恵子 武田鉄矢
・「キネマの天地」1986年 中井貴一 有森也実 渥美清
・「たそがれ清兵衛」2002年 真田広之 宮沢りえ
・「おとうと」2010年 吉永小百合 笑福亭鶴瓶
・「東京家族」2013年 橋爪功 吉行和子 妻夫木聡 蒼井優
・「小さいおうち」2014年 松たか子 黒木華
・渥美清 柴又帝釈天 2010/06/05
iTunes
2016年9月11日観映 #189
映劇の芸
そんな川柳にわたしも近いものがある。
存在感はまるでないけど、長女と婿殿 孫二人
次女 妻と、家族揃えば嬉し愉し ^_^) × ×
★ブログ・ランキング参加中。
いいね! ひとオシ ご協力ください。
にほんブログ村
人気ブログランキング
山田洋次監督の映画「家族はつらいよ」を観る。
脚本 : 山田洋次・平松恵美子 / 久石讓音楽 / 2016年 /
出 演
・橋爪功 : 平田周造
・吉行和子 : 平田富子 周造の妻
・西村雅彦 : 平田幸之助 長男
・夏川結衣 : 平田史枝 長男の嫁
・中嶋朋子 : 金井成子 次女
・林家正蔵 : 金井泰蔵 次女の夫
・妻夫木聡 : 平田庄太 次男
・蒼井優 : 間宮憲子 次男の婚約者
・小林稔侍 : 沼田 探偵
・風吹ジュン : かよ 小料理屋の女将
・笹野高史 / 笑福亭鶴瓶 / 木場勝己 /
東京郊外で三世代で暮らす平田家の主人周造は楽隠居の身だ。ゴルフを楽しみ、馴染(なじみ)の小料理屋で一杯飲ってご機嫌で帰宅し、部屋で花に目を留める。「花はどうした?」「友だちからいただいたの。今日は私のバースデー」妻富子の誕生日であることをすっかり忘れていた。なにか欲しいものはないか、と尋ねると、富子から差し出されたのは離婚届だった。
熟年夫婦に持ち上がった離婚話__夫と妻、子どもたちのそれぞれの思いがぶつかる。くすりにやり。良質な喜劇となっている。
「東京家族」の橋爪功、吉行和子、妻夫木聡、蒼井優らメンバー揃って出ている。山田洋次作品の常連の小林稔侍、笹野高史、笑福亭鶴瓶が登場すると、なんとなく嬉しくなる。橋爪や西村雅彦、笹野高史、鶴瓶の見せる小芝居が可笑(おか)しい。
劇中で周造がDVDで小津安二郎監督の「東京物語」を観ているシーンがある。山田洋次さんの小津へのリスペクトだろうね。最近、小津調というか作風が似てきたように映る。
拙ブログ「山田洋次」関連
・「男はつらいよ」1969年 渥美清 倍賞千恵子 光本幸子
・「続・男はつらいよ」1969年 渥美清 倍賞千恵子 佐藤オリエ
・「幸福の黄色いハンカチ」1977年 高倉健 倍賞千恵子 武田鉄矢
・「キネマの天地」1986年 中井貴一 有森也実 渥美清
・「たそがれ清兵衛」2002年 真田広之 宮沢りえ
・「おとうと」2010年 吉永小百合 笑福亭鶴瓶
・「東京家族」2013年 橋爪功 吉行和子 妻夫木聡 蒼井優
・「小さいおうち」2014年 松たか子 黒木華
・渥美清 柴又帝釈天 2010/06/05
iTunes
2016年9月11日観映 #189
映劇の芸
2016年9月6日火曜日
伊藤若冲展:細見美術館
*京都は観あきない街だ。
中学も高校も修学旅行で行った。
15回以上20回未満は訪れている。
次は若冲終焉の地 石峰寺を観たい。 × ×
★ブログ・ランキング参加中。
いいね! ひとオシ ご協力ください。
にほんブログ村
人気ブログランキング
「伊藤若冲ー京に生きた画家ー生誕300年記念」
@細見美術館(京都市左京区岡崎最勝寺町6-3)
開催=2016年6月25日ー9月4日
相変わらずの若冲ブームです。会場は混雑していました。4月から5月にかけて東京都美術館で開催された「伊藤若冲展」は4、5時間待ちの大盛況だったそうです。
まず初めに目にするのが「雪中雄鶏図」です。これは2012年そごう美術館で観ました。雪が降り、明けた朝。餌をついばむ雄鶏を描いている初期の作品。
続く鶏の水墨画は千葉市美術館で2010年に観ました。
再会ですが、初回のリアルさが戻ってきました。鶏は動きださんばかりです。
拙ブログ「伊藤若冲」関連
・「伊藤若冲の名宝展」相国寺承天閣美術館 2014/08/31
・「細見美術館展」そごう美術館 2012/06/02
・「伊藤若冲展」千葉市美術館 2010/06/17
構 成
・若冲の鶏 さまざま
・画に遊び、画に生きる
・若冲ゆかりの京の寺院
・若冲の弟子、若冲派
・京に生きた画家
・伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)
1716年 京都の高倉錦小路の青物問屋「桝屋」の長男として生まれる / 1738年 4代目桝屋源左衛門となる / 1755年 家督を次弟に譲り、画業に専念 /「動植綵絵」を相国寺に寄進 / 錦市場をめぐる騒動に奔走 / 1788年 天明の大火により被災 / 石峰寺門前に隠棲 / 1800年 85歳で永眠
2016年9月2日観覧
美博の館
中学も高校も修学旅行で行った。
15回以上20回未満は訪れている。
次は若冲終焉の地 石峰寺を観たい。 × ×
★ブログ・ランキング参加中。
いいね! ひとオシ ご協力ください。
にほんブログ村
人気ブログランキング
@細見美術館(京都市左京区岡崎最勝寺町6-3)
開催=2016年6月25日ー9月4日
相変わらずの若冲ブームです。会場は混雑していました。4月から5月にかけて東京都美術館で開催された「伊藤若冲展」は4、5時間待ちの大盛況だったそうです。
まず初めに目にするのが「雪中雄鶏図」です。これは2012年そごう美術館で観ました。雪が降り、明けた朝。餌をついばむ雄鶏を描いている初期の作品。
続く鶏の水墨画は千葉市美術館で2010年に観ました。
再会ですが、初回のリアルさが戻ってきました。鶏は動きださんばかりです。
拙ブログ「伊藤若冲」関連
・「伊藤若冲の名宝展」相国寺承天閣美術館 2014/08/31
・「細見美術館展」そごう美術館 2012/06/02
・「伊藤若冲展」千葉市美術館 2010/06/17
構 成
・若冲の鶏 さまざま
・画に遊び、画に生きる
・若冲ゆかりの京の寺院
・若冲の弟子、若冲派
・京に生きた画家
・伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)
1716年 京都の高倉錦小路の青物問屋「桝屋」の長男として生まれる / 1738年 4代目桝屋源左衛門となる / 1755年 家督を次弟に譲り、画業に専念 /「動植綵絵」を相国寺に寄進 / 錦市場をめぐる騒動に奔走 / 1788年 天明の大火により被災 / 石峰寺門前に隠棲 / 1800年 85歳で永眠
2016年9月2日観覧
美博の館
2016年9月5日月曜日
京都「幾松」の川床料理
*酒は毎日だが、依存症ではない。
日本酒を酒盗なんぞでちびちび飲るもよし。
家族が揃えばワインを開けチーズを切るもよし。
旨い酒と肴とくればノー文句ご機嫌だよね ^_^) × ×
京都鴨川の川床料理
@幾松(京都市中京区木屋町通御池上る)
生ビール(さて銘柄は分からず)と、酒は神戸の純米吟醸「福寿」冷酒をいただきました。山中伸弥教授がノーベル賞受賞した際、晩餐会で振舞われた酒とか。
美味しゅうございました ^_^)お腹いっぱい。
鴨川の川風に涼みながら、今夜は最高!
鴨川の川風に涼みながら、今夜は最高!
メニューは以下の通りです。
献 立
食前酒 菊酒
先付 胡麻豆腐 イクラ 山葵
八寸 海老菊花鮨 萩真薯 甘藷栗見立て 冬瓜味噌掛け
鰻八幡巻 笹身信楽揚げ
菊菜菊花占地柚香浸し 山桃
吸物 雲丹豆腐 平茸 茗荷 柚子 菊花
向付 鯛 鮪 鱧 あしらい一式
焼物 鮎塩焼 小芋塩蒸し 枝豆 葉地神
炊合 鱧柳川豆腐 小芋 針人参 舞茸 三度豆
凌ぎ 汲み上げ湯葉 生雲丹 叩きオクラ 山葵
油物 鱸月冠揚げ 小茄子 満願寺唐辛子 ズッキーニ
後汁 滑子 湯葉 葱 赤出汁仕立
香物 季節の漬物 三種盛
御飯 しじみ御飯 三つ葉
水物 幸水 柘榴 ヨーグルト ブルーベリー
・料理長 丸山まさと
(献立表記は原文のまま)
拙ブログ「幾松」関連
幾松と桂小五郎の話は2年前に書きましたので、のぞいてください。
30代のころ、酒に生きるというか酒好きの先輩に薦められ飲んだ「天狗舞」大吟醸の旨かったこと。忘れられない。すっきりした飲み口でほのかな甘さを感じた。石川県の銘酒だよね。随分と昔の話だ。T先輩、お元気だろうか?
2016年9月1日食す
2016年9月4日日曜日
狩野永徳の障壁画:大徳寺聚光院
*狩野永徳+伊藤若冲+川床料理__
1日1館ゆったり日程の美術鑑賞と、
美味に旨い酒を愉しんだ京都の夏旅。
至福のとき。余は満足じゃ ^_^) × ×
★ブログ・ランキング参加中。
いいね! ひとオシ ご協力ください。
にほんブログ村
人気ブログランキング
「大徳寺聚光院 創建450年記念 特別公開」
@大徳寺聚光院(京都市北区紫野大徳寺町58)
開催=2016年3月1日ー2017年3月26日
京都国立博物館に寄託していた狩野永徳と父・松栄の障壁画46面(すべて国宝)が修復され里帰り特別公開されている。
審美眼はからっきしない。だからブランドに弱い。国宝となれば、重要文化財より格上のピカイチだ。ありがたいシロモノに決まっている。JR東海のCMも魅惑的だ。花より団子のくちで、鴨川の川床料理を愉しむ旅の予定だが、ついでに観たいと思った。ネットで拝観の予約をして出かけた。
障壁画(襖絵)は予想より小ぶりだ。
狩野永徳24歳の作品という。
松の幹や枝の筆使いに若さというか力感を感じました。
・狩野永徳(かのう・えいとく=1543~1590)
安土桃山時代の画家。名は州信(くにのぶ)。松栄(直信)の子。祖父元信の期待を一身に受け、早くから画才を発揮。織田信長・豊臣秀吉に仕え、安土城・大坂城・聚楽第(じゅらくだい)などの障壁画に筆をふるった。豪壮華麗な桃山障壁画様式を確立し、また狩野派全盛の基礎をつくった__デジタル大辞泉の解説
現代の日本画の千住博の障壁画が目に鮮やかでした。群青と白の世界が広がっていました。「滝」というタイトルだそうです。マイナスイオンが漂っていると錯覚しましたよ。
京都の禅刹、大徳寺聚光院は、1566年戦国武将の三好義継が義父の長慶の菩提を弔うために創建されて、今年が450年にあたる。聚光院は千利休の菩提寺であり、利休の流れをくむ茶道三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)の歴代墓所となっているそうです。
拙ブログ関連
・「長谷川等伯展」国立博物館 2010/03/19
2016年9月1日観覧
美博の館
1日1館ゆったり日程の美術鑑賞と、
美味に旨い酒を愉しんだ京都の夏旅。
至福のとき。余は満足じゃ ^_^) × ×
★ブログ・ランキング参加中。
いいね! ひとオシ ご協力ください。
にほんブログ村
人気ブログランキング
「大徳寺聚光院 創建450年記念 特別公開」
@大徳寺聚光院(京都市北区紫野大徳寺町58)
開催=2016年3月1日ー2017年3月26日
京都国立博物館に寄託していた狩野永徳と父・松栄の障壁画46面(すべて国宝)が修復され里帰り特別公開されている。
審美眼はからっきしない。だからブランドに弱い。国宝となれば、重要文化財より格上のピカイチだ。ありがたいシロモノに決まっている。JR東海のCMも魅惑的だ。花より団子のくちで、鴨川の川床料理を愉しむ旅の予定だが、ついでに観たいと思った。ネットで拝観の予約をして出かけた。
障壁画(襖絵)は予想より小ぶりだ。
狩野永徳24歳の作品という。
松の幹や枝の筆使いに若さというか力感を感じました。
・狩野永徳(かのう・えいとく=1543~1590)
安土桃山時代の画家。名は州信(くにのぶ)。松栄(直信)の子。祖父元信の期待を一身に受け、早くから画才を発揮。織田信長・豊臣秀吉に仕え、安土城・大坂城・聚楽第(じゅらくだい)などの障壁画に筆をふるった。豪壮華麗な桃山障壁画様式を確立し、また狩野派全盛の基礎をつくった__デジタル大辞泉の解説
現代の日本画の千住博の障壁画が目に鮮やかでした。群青と白の世界が広がっていました。「滝」というタイトルだそうです。マイナスイオンが漂っていると錯覚しましたよ。
京都の禅刹、大徳寺聚光院は、1566年戦国武将の三好義継が義父の長慶の菩提を弔うために創建されて、今年が450年にあたる。聚光院は千利休の菩提寺であり、利休の流れをくむ茶道三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)の歴代墓所となっているそうです。
拙ブログ関連
・「長谷川等伯展」国立博物館 2010/03/19
2016年9月1日観覧
美博の館