2012年10月18日木曜日

竹内栖鳳展:山種美術館

池田屋騒動が起った年、京に生まれた京都画壇の大家――。

 「没後70年 竹内栖鳳―京都画壇の画家たち」展を東京・広尾の山種美術館で観る。開催=2012929日~1125日。


 おやっ。面白い。生年をみて歴高(歴史好きのシニア)から一言。

★竹内栖鳳(たけうち・せいほう=1864年―1942年)
 元治元年1122日京都生まれ。西暦では18641220日。
 元治元年の京といえば、三条木屋町の池田屋に新撰組が長州藩・土佐藩の尊王攘夷派の志士を襲った「池田屋騒動」が日本史の出来事として知られる。事件が起ったのは元治元年65日。同じ京で、その半年後に産声をあげた。
 さらに栖鳳が絵の手ほどきをうけたのが四条派。

 「東の大観、西の栖鳳」と称された京都画壇の大家はどこまでも京都の人だなぁと思いながら、本展へ。
 いきなり「班猫」に出くわす。初っ端に重要文化財と、演出効果を考えた展示構成である。
 山種の栖鳳といえば、「班猫」(1924年)となる――なんちゃって、それほど通じゃありません(ポリポリ)。

 3度目か。いつ観てもネコがいまにも動き出しそうだ。
 沼津に滞在していた栖鳳がひと目で気に入り、八百屋さんの飼いネコを譲り受けた。京都に連れて帰り、画室に自由に遊ばせながら観察し描いた傑作だそうな。

本展構成
1章:先人たちに学ぶ
2章:竹内栖鳳の画業
3章:栖鳳をとりまく人々

惹かれた作品
・与謝蕪村の「野馬図」⇒俳諧の巨匠の巧みな絵画だな。
・円山応挙の「虎図」⇒幽霊画の名人の迫力あるタイガー。
・上村松園の「新蛍」⇒上品な色香が漂っていましたな。

20121016日観覧
美博の館#42

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